今日は、1月11日(111!)にわが家で開催した
易経講師こやまとしのりさんの
「易経64卦講座」のレポート記事を
書きたいと思います。

 

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妖精のりちゃんといっしょに

易経64卦をひとつずつ学んでいるのです)

 


今回学んだのは
41番め「山沢損(さんたくそん)」から
44番めの「天風姤(てんぷうこう)」
まで。

 

この「山沢損」の次の卦は、
「風雷益(ふうらいえき)」。

「損」と「益」が並んでいます。

 

 

山沢損

 

風雷益



そう、「損益」という言葉は、
ここから生まれたのです。

 

なんと、易経由来だったのですね!

 

(ちなみに、「観光」や「乾坤一擲(けんこんいってき)」なども易経由来です)

 


国の政治で言うと、
「損」は増税、
「益」は減税。

 

「損」は、
庶民が国のために何ができるか?を
表していて、

「益」は、
国が、庶民のために何をしてくれるか?を
表しています。

 

・・・と書くと、
「損」がわるくて、
「益」がいいもののように
思いがちですが、

大切なのは、
タイミング。


どの時期に、
どういう策を取るかが
大切なのです。

 


「損」がいきすぎると
庶民が疲弊する。

 

「益」がいきすぎると
衆愚政治におちいる。


 

政治家には、絶妙なさじ加減が
必要なのですね。


 

とっしーさんの解説の
「庶民が国のために何ができるか?」
という言葉を聞いて、わたしは、
ケネディ大統領の
就任演説の言葉を思い出しました。


 

Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.

 
「国があなたのために
何をしてくれるのかを問うのではなく、
あなたが国のために
何を成すことができるのかを
問うて欲しい」

- John F. Kennedy-


 

そして、オバマ前大統領の言葉も。


(前略)
For as much as government can do and must do, it is ultimately the faith and determination of the American people upon which this nation relies. 


「政府ができること、
やらなければならないことはあるが、
この国が最後に頼りとするのは
米国民の信念と決意だ」

 

Barack Obama

 


「損」の本質を表すような
名言ですねぇ。


さぁ、トランプ大統領の就任演説は
どうなるかな?

 


そして、「損」のお話を聞いて、
これまでとっしーさんに学んできた
「陰陽五行」にも通じるなぁと
思いました。

 


ギブ&テイクの考え方だと、
「こんなにしてあげたのに、なんにもお返しがない」
という損得で
ものごとを考えてしまいますが、


五行の「めぐる」という考え方をすれば、

「わたしが時空にはなった愛は、
めぐりめぐって、
大きく育ってもどってくるんだ♪」

って思えるようになります。


「損」が「益」につながるのですね。

 

 

それにしても、今回の講座でも、
「とっしーさんの中には
いったい何人のヒトがいるのかしら?」
と思うくらい、

妖艶な美女から従順な下僕まで
いろんな登場人物があらわれました。

 

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3000年以上前に書かれた易経を、
こんなに大爆笑で学べるのは、
とっしーさんの
それはそれは深い読み解きのおかげですね。

 

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