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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、ときに嘘をつきます。
口実や言い訳を言って、その場を必死で取り繕ったり、誤魔化したりしようとします。
また、私たちが嘘をつくのは、必ずしも相手が他人であるとは限りません。
私たちは、自分自身にも嘘をつきます。
私たちの思考や感情は、平気で自分自身を騙そうとします。
そして、私たちは、自分でついた自分の嘘に簡単に騙されてしまいます。
ただ、私たちには、どんなに頑張っても嘘をつけないものがあります。
これだけは、どうしても誤魔化しようがないのです。
それは、行動です。
人の行動は、決して嘘をつかないのです。
アドラーは言います。
「言っていることよりも、やっていることを見よ」。
また、孔子も同じようなことを言っています。
「人の言葉を聞いても、その行いを観察せよ」と。
もし人の真意を知りたければ、言っていることではなく、やっていることを観察すべきなのです。
たとえば、子どもが、机の上に宿題を広げて、
「宿題やるの、面倒くさいなあ」
と親に聞こえるように言ったとします。
こんなとき、親としては、
「そんなことを言っていないで、さっさと済ませなさい」
などと、小言を言ってしまうでしょう。
しかし、言っていることではなく、やっていることを観察するのです。
そうすれば、子どもがちゃんと宿題をやろうとしていることに気づくでしょう。
そして、それなら、何も言う必要がないことにも気つくはずです。
あるいは、部下がミスをしてしまい、
「以後、気を付けます」
と反省の弁を述べながら、その後も同じようなミスを繰り返すのなら、その部下は気を付けてはいないのです。
それゆえ、何か違う対策を講じる必要があることに気づくでしょう。
また、自分には、悩む理由や戸惑う理由、あるいは葛藤する理由など、正当な理由がいろいろとあると思うことでしょう。
しかし、そんなときでも、自分のやっていることに注目するのです。
もしそのとき、自分が何の行動もしていないのなら、それは、自分は行動したくないという表れなのです。
それゆえ、そのことを受け入れれば、何も悩んで自分を責める必要がないことに気がつくでしょう。
言葉は、往々にして嘘をつきます。
それゆえ、言っていることではなく、やっていることに注目してみるのがいいのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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