異常な高収益 | セブンイレブンの改革(錬金術)

セブンイレブンの改革(錬金術)

セブンイレブンは何故創業以来40年も増収増益を続けられたのか、その一方で何故多くの加盟店が閉店して行くのか、実態を直視しコンビニ事業の健全化を解き明かします。

業績好調による高収益と、異常な高収益とは意味が違う。


7&Iなど小売大手3社の3-11月期連結決算が発表になった。 景気悪化でトヨタ、日産を始め家電各社が大幅な減益や赤字見込みを発表する中で、例によって7&Iの売上高は前年比1.6%増、営業利益は4.4%増の2,182億円だった。 コンビニの7-11が好調で全体の80%を稼いだそうだ。


事業規模を見ると、売上額・従業員数とも7&Iグループの1/10以下の7-11が全体の80%を稼ぐのだから、業績好調というより異常収益であることに違いない。  しかし、何処もこの異常は伝えていない。 経営情報が公開されないので解らない。 一部ではタスポ導入でお客がコンビニに流れたのが原因と伝えているが、たばこで毎年異常な利益が出ることは無い。


我々は情報の非公開が招いた多くの不祥事(偽装問題や行政の怠慢)を知った。 信用不安による景気後退にしても、訳の判らない金融商品をばら撒いたことに端を発する。

日本NO1高収益のセブンイレブンは有価証券報告書を非公開とし、異常収益や仕組の不合理について説明責任をも果たしていない。  コーポレートガバナンスの実施状況や内部統制報告(J-SOX法)も行なっていない。 


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