彫刻は実物の力を写真で再現することは到底できぬ。表現しようとすればそれ自体創作になってしまう。それを承知で渾身で果敢に挑んでみた。実物の品格の本質を伝えようと。
〔近接撮影では機械構造的に正しい印象の再現は不可能なので、遠隔撮影したものを拡大する方法を採った。この全体(本質)印象を表現する目的のため、細部の鮮明度を敢えて犠牲にした。‐5月10日付記‐〕




参照:734 「イザベル・ルオー II 」 1967 (横顔)