『ボックス!』 これはきっと市原隼人の代表作になるであろう、スクリーンで観たい青春映画。 | ketchup 36oz. on the table ~フードアナリストの小さな日記

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『ボックス!』


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青春映画としても、ボクシング映画としても、秀逸なんじゃないのって…心から拍手したい映画です。

これはきっと、市原隼人のベスト・アクトなのではないだろうか。


ketchup 36oz. on the table ~新作映画レビュー-BOX!

ketchup 36oz. on the table ~新作映画レビュー
(C) 2010 BOX! Production Committee


何となく、役者・市原隼人って苦手だなってひと、多いと思う。

決して上手くはないし、がさつで不器用な感じだものね。


ROOKIESでブレイクしたのかもしれないけれど、

デビュー作の『リリイ・シュシュのすべて』を超えられないだろって。


ところが、この映画での活き活きぶりといったら…まさに、ハマり役なのではないだろうか。


谷村美月とは、『神様のパズル』 でも共演してますね。

高良健吾は、『フィッシュストーリー』 以来注目してますが、ちょっと内に入るナイーヴな演技は彼ならではですね。


香椎由宇や、筧利夫の好演も光ります。大阪ならではの、コテコテ感も良く出ていて、ますますいい感じです。


監督は、『デトロイト・メタル・シティ』の、李闘士男…。


やっぱり、余計なお世話的な演出もありますけれど。

それぞれのキャスティングがはまっているのは、さすがです。


最後の“カメ”は、余計だけれどね。


ボクシングのシーンも予想以上に本格的で、臨場感があって、この映画に奥行きと説得力を与えています。


なんであれほど一生懸命だったんだろうって、

高校時代に部活に打ち込んでた頃を思い出してしまいました…。


だれかがいたから、

みんながいたから、

あんな無茶、できたんだな…



監督:李闘士男
原作:百田尚樹
脚本:鈴木謙一
出演:市原隼人、高良健吾、谷村美月、香椎由宇、筧利夫、宝生舞、諏訪雅士、清水美沙、山崎真美 他


映画『ボックス!』公式サイト


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