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09年8月3日息子は天使になりました。

病名は・・先天性心疾患『総肺静脈環流異常症』2ヶ月と17日一緒に生きた幸せを大切にして前を向いて明るく笑顔で生きていきます。1人でも多くの方に勇気&元気をプレゼント出来るようにブログをスタート♪

『死者が遺族をケアする』
東日本大震災での精神的ダメージを抱える
人達のケアをするドクターの一言が忘れられない。
心に響いた。

賢人も…私をずっと支えてくれる。
亡くなった後からずっと。

大切な人を失う…経験者にしかわからない。残された家族は、亡くなった大切な人に会いたい。

毎日会いたい…。
4歳になった賢人に会いたい。

番組をご覧になっていない方もいるため詳細は語らないが、

3歳の長男を亡くした女性。
奥様、11ヶ月の長男と生後7日の次男…家族全員失った男性。
苦しくてたまらなかった。
それぞれから語られる不思議な話は、賢人が私達家族にアピールする話と重なった。

気持ちや魂は消えないのだと私は思う。
賢人が亡くなった瞬間から、賢人の魂は…
賢人の気持ちはいつも近くにいる。
無いのは身体だけ。
触れる事が出来ないだけ。

生きていると色々な事がある。
病気、天災、事故、事件…。
生きている今が奇跡なだけかも知れない。
自分も家族も…笑ったり、怒ったり、泣いたりして生きている。
それは本当に奇跡。
日々当たり前になると、大切なことを忘れがちになる。

毎日…私は何かに祈る。誰かに祈る。
神様なのか?御先祖様なのか?
わからないけれど、お願いする。

家族みんなが、病気、事故、事件に巻き込まれずずっと長生きしてくれますように…。

賢人があっという間に私の腕からすり抜けたから素直にそう願わずにはいられない。
いつかこの家族それぞれが人生の終わりを迎える。
だからこそ出来るだけ長生きして欲しい。出来るだけ一緒にいたい。
私は賢人の分まで長生きしなければいけない。あの子の人生を受け取ったから。

亡くなった家族の気持ちや魂を感じようとすれば容易く感じる事が出来るのだと私は思う。

みんなそれぞれあの日のまま止まっている気持ちがある。

あぁすれば…こうすれば…助けられたかも知れない。
そういう後悔に似た気持ちを誰しも抱えている。
あの日から進めない自分がどこかにいる。
でも亡くなった大切な人は、あの日から前に進んでいる。
まるで残された家族を…家族の気持ちを引っ張るように!
生きなさい!進みなさい!と応援してくれる。
どうしても過去に戻りたくなるけれど…
いつか再会出来る日がやってくる。それはどんな形でも必ずやってくる。
私が元気で幸せなら賢人は人生を私に預けた意味がある。
何かを通して私に存在をアピールしてくれる賢人。
未だに賢人がなぜ?死ななければならなかったのか?…それはわからない。
でも、賢人が生まれてきて良かったと思える母親でいたいと思う。
三人の子供達に、人生は楽しい!素晴らしい!と伝えられる大人でいたい。

昨日語られた不思議な話が、これからもずっと続き御遺族の生きるPowerになれば…と願うしか出来ない。
気持ちに寄り添うだけしか出来ない。