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09年8月3日息子は天使になりました。

病名は・・先天性心疾患『総肺静脈環流異常症』2ヶ月と17日一緒に生きた幸せを大切にして前を向いて明るく笑顔で生きていきます。1人でも多くの方に勇気&元気をプレゼント出来るようにブログをスタート♪

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退院の荷物をまとめながら…
4年前の出産を思い出す。

賢人を産んだのに、賢人は緊急搬送されたった1人病室で他の部屋から聞こえる新生児の泣き声と優しくなだめるママの声に嗚咽しながら止まらぬ涙を拭って夜を過ごした。あんな思いをするママが1人でも減って欲しいと願う。
赤ちゃんが無事産まれ、ママが健康でいられるのは本当に幸せな奇跡。

昨日は出産日が近い3人で、お祝いフルコースディナーだった。
お祝いディナーだったのに3人で、泣きながら…そして笑いながら食べた。
他の見舞い客は、何事だろう?と心配そうだったが…
黒柳徹子の部屋がスタートしてしまったのだ。

1人のママは、実際に緊急を要する出産になったため私の話は他人事では無かったのだと思う。
私は彼女の陣痛から出産までを見守った。

進行役の私が1番話しているのに、1番泣いているのに、1番笑っているのに…1番早く食べていた。

私以外は20歳代のママ。
ジェネレーションギャップなど気にせずノンストップトーク。

健康に産まれてくれるのは当たり前では無いんですね…
ママが言った。

健康に産まれ、育ち、長生きしてくれる…当たり前のようで当たり前では無い。

先ほど小児科Dr.による最終的な隼人の検診が終了。
泣き声は他の赤ちゃんの2倍!
元気いっぱいな赤ちゃんで心配無し!との事。
私は隼人を撫でながら、色々な気持ちが込み上げ思わず泣いた。

賢人の姿は見えないだけで、ちゃんとそばにいる。
ずっとずっと育ててあげたかったけど、賢人は私を親として育ててくれている。

育児は始まったばかり。
私は三人の母として、また新たな人生をスタートする。賢人の人生を受け取って必ず家族を幸せにする。

退院を待ちきれず、明け方4時50分頃メールをくれた主人。

隼人誕生直後に、賢人と重なり号泣していたそうだ。
賢人の事を事前に聞いていた学生達が教えてくれた。

あの学生達が賢人の事、命の大切さをたくさんの人に伝えてくれるだろう。
賢人はずっと生き続ける。

病室で咽び泣く過去の私に伝えてあげたい。
大丈夫!大丈夫!大丈夫!
泣かなくても大丈夫!
必ず幸せになるから!賢人はずっと生き続けるから。
私の中で生きているから。
私自身を抱きしめてあげたい。

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