筆職人…得応さん | 書の庵

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書道家 脇田龍峯のブログ

なんでこの5月で台風なんですかね?…







難儀なことです。







そんな雨の中、私のブログによく見に来て下さる







筆職人さんの得応さんとお会いしてきました。







得応さんのブログ『筆職人得応のブログ』
に29日に来阪され書展を







観に行かれるとの記事を見て







(大阪に来られるんなら会ってみたい)







生来の好奇心がムクムクと頭をもたげてきましたので早速メッセージを…







快く了承して下さり、書展が開催されている会場でお会いすることに。







29日は予想を裏切ることなくキッチリ雨…







台風が来てますからね…当然と言えば当然なんですが…







会場に待ち合わせ時間キッカリ位に到着し、ご挨拶申し上げ








名刺交換。







ちょうど机と椅子があったのでそこでお話させて頂くことに…







得応
さんと一緒におられたS先生。会場で開催されていた書展の







若き書道家の方でした。







筆作りのお話や現在の日本の筆作りの現状など筆にまつわる







いろんなお話、そしてS先生との不思議なご縁のお話などを聞くことが出来







有意義な時間を過ごさせて頂きました。







昼食もご一緒して頂けその後、書展にも同行して下さり







その会の会長先生が得応
さんが作られた筆で作品を書かれたと聞き







感慨深く拝見させていただきました。








筆は直径25mm、穂先の長さは15cm








そのサイズを聞いて








( え…本当に?…その太さでこんな大きな字を… )










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写真では全くわからないと思いますが、この一字の大きさが








目測ですが縦650mm、横800mmほどだと思います。








横が3尺の紙でまだこの”減”左に小書きされているのですが








切り取り、”減”だけにしたのでおそらく横が800mmぐらいだと








思いますので。








会長先生は御歳88歳とか…








私の約…倍の歳。








私がこの歳になってもこんなに元気で溌剌とした線が引けるだろうか?








斯くありたいと強く思った次第です。













S先生の作品を拝見し、更にS生のお父様の作品も出品されて







おられたので、合わせて拝見させていただきました。





トータル3時間ほどお付き合いしていただき、本当に楽しく、








また勉強させていただいた有意義な時間を過ごさせていただけました。








別れ際には得応
さんから小さな筆のストラップをいただき








同行してくれていた書友共々、喜んで帰りました。










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これは得応
さんところでお作りになっているストラップで








私も書道洋品店で見たことがある商品で、得応
さんから








いただき、この商品の製造元の方とはとは思わず








少々驚きました。












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また得応
さんところは熊野筆でも数少ない大作用筆を製作されている








工房ですので、大作用筆をお考えの方は一度








お尋ねになられては?と思います。








それではまた