河口湖へ紅葉狩り に行く前にちょっと早めの昼食を。
山梨と言えば餺飥(ほうとう)って事で、
ほうとうの名店として名高いほうとう不動さんへ。
河口湖には紅葉の季節に何度も来ているが、
このほうとう不動河口湖南店さんには
その度に寄っているんじゃないかってくらいの頻度でお世話になっている。
店内は座敷とテーブルがあり広々としているが、お昼にもなると結構長い行列が出来たりする。
一応開店は11時となっているが、今日は10:30ちょい過ぎくらいに着いたにも関わらず
普通に席まで案内してくれた上に料理も出してくれた。
そんなお客さんが俺の他にも何組かいたけど、こんな心遣いがとても嬉しい。
お品書き。こちらのメニューはとてもシンプル。
ほうとうは1種類のみで、後はいなり寿しとおつまみが数点。
いなりと馬刺しもここのウリだけど、ほうとうがかなりボリュームあるのでいなりはパス。
馬刺しも酒呑めないので泣く泣くパス(TωT)
お酒もシンプル。
正直ここはドライバーとして来るには向かない店なんだよな(-゛-;)
観光バスか何かで来て馬刺しをつっつきつつ昼から呑むってのがココの正しい愉しみ方だ。
でもね、お酒は呑めなくてもコレだけは譲れない!
呑めても呑めなくても美味しい呑兵衛の味方、もつ煮!
これは注文するとソッコーで出してくれるので
ほうとうを待つ間の繋ぎに丁度いい。
もつはトロトロに軟らかく味もしっかり染みていてまさに食べ頃。
醤油が強めの濃い口で味付けも俺好み。あ~ポン酒呑みてぇ。
ノンアルコールでも置いてくれたら嬉しいなぁ(´ω`)
あと卓上には不動秘伝の薬味ってのが置かれてあり、
こちらもほうとう不動さんの名物の1つとして知られている。
有名な浅草やげん堀さんの一味唐辛子に7種のスパイスを調合した自家製調味料との事で、
これをもつ煮に足すと味わいと風味が格段にアップ!
単品販売も行なっているが、要冷蔵なので早めに消費出来る家庭向けだね。
そして本日のメイン(まだ昼前だけど)、名物不動ほうとう(1,050円)が
鉄鍋にボコボコと音を立てモックモクと湯気を立ちのぼらせながら威風堂々と登場!
カボチャ、白菜、インゲン、人参、長葱、玉葱、なめこ、油揚げの7種の具に
自家製の極太ほうとうがドッサリ。
肉は入っていないが野菜の旨味が凝縮されているので食べ応えは抜群!
白味噌をベースに醤油で味を整えてあるが、
野菜のナチュラルな甘みが軸となっているので味わいは穏やか。
汁のほうは見た目の通り結構サラついているので
ドロドロのほうとうを期待していた人は最初は拍子抜けしてしまうかもしれない。
ほうとうはブっとくてモッチリグッチリとした噛み応えだが
長さは短めなので太さの割には食べ易い。
最初はちょっと少なく感じる人もいるみたいだけど
後々大きなダメージがジワジワやってくるので決してナメてかかっちゃいけない。
昔連れてった女子も「少なぁ~い」とか「太ぉ~い」とか「いなりもイキた~い」とか(やめい)
男性顔負けの食漢ぶりをアピールしていたが、終盤は結構グロッキーになっていた。
でもここのほうとうはカボチャの量がちょっと不満なんだよね。
確かにあんま沢山入れ過ぎると全体がカボチャに支配されて味のバランスが悪くなるけど
ここの場合はもうちょっと入れてくれてもいいんじゃないかな~ってくらい少ない。
単に俺がカボチャ好きだからそう感じるのかもしれないけどさ(´・ω・`)
で、一通り味わったところで先ほどの秘伝の薬味を投入!
これがまた相性抜群で、唐辛子の辛さに胡麻の香ばしさと
生姜や陳皮の爽やかな香りが加わり美味さも倍増!
唐辛子の辛味は角のないまろやかな辛味なので辛いのが苦手な人でも大丈夫。
俺も結構モッサリ入れて食べてます。
そんな感じでアツアツの食材をゆっくりハフハフしながら食べている内に、
ほうとうやカボチャの澱粉質や野菜の繊維質が徐々に溶け出し
最初サラサラだった汁が終盤はドロドロの「いかにも」な感じに変化する。
そう、これは食べながら調理を続けるという調理進行型の鍋料理。
鉄鍋は最後までほうとうがひっつくくらい熱が保たれているので、
コレはゆっくり時間をかけてじっくり味の変化を楽しみながら食べ進んでいきたい。
ほうとうにせよもつ煮にせよ、これからの寒い季節にはたまらない料理だね。
食後は案の定身体が重くなり満足でもう帰ろうかと思ったけど、
今日の一番の目的は紅葉狩りだったなとギリで思い出したので
この後ダル~い感じで河口湖に向かいました(- -;)
次にここのほうとうを食べるのは何年後になるかな。今から楽しみだ
紅葉狩りの様子はコチラ → 河口湖@山梨県南都留郡富士河口湖