建築士が悩む近隣トラブル | 埼玉県の注文住宅 新築 リフォームなら「原価で建てる自然素材の家」 「外断熱の家」 (有)埼玉建築職人会

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こんにちは。

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今回は建築士が悩む近隣トラブルということで、実際に建築物を設計し、それを施工するまでの過程において、近隣住民等に当該建築物の説明をするわけですが、そのときに一番問題となる悩みの種を雑誌で取り上げていたのでご紹介します。


こちらは実際に現役の建築士40人以上から集めた情報ですが、トラブルが多い順番では、「日影→境界線→騒音→窓の位置→施工時間→振動→圧迫感→室外機の位置→ほか」というように集計されております。



近隣苦情項目

私も実際に現役で設計業務をしていて身にしみて感じますが、確かに日影の問題は普通に北側の方は心配ですよね?


私の場合、境界線が不明な場合は確定測量をいれてしまうので、その場合は役所も入ったりしてほぼ問題とはなりませんが、そのほかの騒音以降の事項も普通に隣近所で建築していれば気になって当然です。


既にこのブログでもいくつか取り上げていますが、今は建築基準法などを遵守しても、裁判でそれが覆されるケースが増えています。


やはり設計者としては、『法律は最低限守るべきルール』として考え、『法律を守っているから問題ない』というように考えるのではなく、法律は最低基準だから当然クリアして当たり前であり、周辺の環境やプライバシー等に悪影響を与えないという設計をしなければ設計者としての立場が危うい時代になりました。


これまでは高さ制限にしても、建築主は極力広い内部空間を実現するために低層住居系の地域では目一杯に設計して欲しいという要求が多かったですが、これからはそれらの基準をクリアしているからと言って安心しているのではなく、影響を及ぼすお宅には適切な説明をする必要がこれまで以上に必要になっています。


今までも当然どの位置にどのように建築するということは説明してきましたが、一定範囲以上のことは建築主様のプライバシーにもかかわるため、法的な問題がなければ、説明を控えていた部分もあるかと思います。しかし、今後は可能な限り紳士的な説明や対応が求められてくると思います。