栃木動物緊急避難所へお手伝い 3/21,22 | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
給餌活動の記事、脱原発の記事をメインに書いていました
今は熱海での活動や、地元でのTNRについて記録を残しています

3/21.22日。


福島へ行く以外で、連休がとれたので、仲間の栃木動物緊急避難所へお手伝いに行きました


今回は1人での訪問。

泊り込みでのボランティアです。



仕事を終え、かっとばして、新幹線に乗り、栃木を目指しました。



栃木動物緊急避難所では、被災地の犬や、保健所での殺害される犬を保護し、里親へ出しています。


行ってみてびっくり、もうすでに・・50匹以上も保護していました・・・


しかも、先日の大雪で、木が、無残にも倒れています




道路がこんな状態に、なっていました


大雪の時、栃木の事騒がれていませんでしたが、50匹以上の犬たちやマスターはここに取り残されていたのです。


大雪の後、助けに行ってくれたボラさんもいたようで、本当にありがたい

こんなとき、ただ応援する、見守るだけなんて、何にもならない


歩いてでも、50匹以上の命を心配してくださった仲間がいた事はどれだけ心強かったことか。




朝起きて、散歩から餌やり、ウンチ掃除に食器洗い。

これをほとんど一人でやっています


わたしなら、一人で50匹以上も面倒見れるかな・・・

片付けながら、よぎりました


それを、マスターすら身体がガタガタなのに、ムチを打ってやりこなしてくださっています


簡単に棄てる人間がいる裏で、必死に面倒みる人がいる。

同じ人間でも、質が違いますね。






子犬たちは、あっという間にウンチまみれになります!

それを掃除するだけで、数時間。


そして、おしっこシートもアッという間に、1袋終了しま


これを、命を預かる以上・・毎日毎日365日なのです





この子も、ウンチを取った先から、またしています・・


こういう繰り返し・・

常駐スタッフさんはいません


だからとおろそかに出来ない。生き物だから。


この日は、いつもお世話になっている長くボランティアをしてくださっているMさんと、ブログ仲間のTさんが、来てくださりました!!

みなさん、お仕事もあります


その中を、来て下さりました


Tさんは、みんなに美味しい、おにぎりを作ってきてくださりました

ありがとう!!






7キロの袋が、1日に、2袋もなくなります!!

考えたらそうですよね、子犬だけでも30匹近くいるのです


え・・?もう、1袋終わったの!?

と、私は、びっくりしました


見る見る、在庫置き場からは、フードが減ります

これが、命を扱う現場の、大変さなんだ。




成犬用も、やはり同じです

何はともあれ、やはりフードの応援は絶対必要。


救ってくれたんです。

ここにいなければ、孤独な部屋で、業務的に、殺害されていた子達なのです。


まともに、瞳を見ると、胸が痛くなりました

人間は馬鹿だ。


棄てるのに生産する人もいる。棄てるのに、売る人もいる。棄てるのに、買う人もいる。


マスターが言ってました。

年間数万の犬猫が殺されるなら、ひとり1匹、数万の人が飼えば、1匹も殺されないで済むのに。


もっともです。






マスターはもう、私の父と言ってもおかしくないほどの年齢です


身体がボロボロなのは、十分みてわかるし、手伝っていても、可愛そうになります


信念を持って始めた避難所だと思います

でも、やはり一人はキツイ


協力はさらに必要と思えます




前日の夕方、綺麗にセットして犬たちを小屋へ寝かします


しかし、朝には・・!!もうこんなにグチャグチャ!!

もう、この掃除だけで何時間かかることか・・


それでも生き物は、待ったなし


散歩もさせて。ご飯も与えなければなりません

たとえば雨の日なんて、それこそ、ビチョビチョになりながらも、1人で散歩をかわるがわる、させるのです


協力がやはりどうしても必要ですね






厳しくも、犬たちに声をかけるときには、愛情もって静かに話しかけるマスタ


犬たちみんなマスターを父親のように慕っていました

ここにいなければ、殺害されていたかもしれない、命。


でも、ここに50匹以上もいる限り、さらに新しい子を救えなくなります


50匹いるならば、50人の方が、1匹ずつ飼ってくださったら・・マスターは、またその分保健所からも救えるのですよね


保健所から自分が引き出せなくとも、飼う事で、間接的に救うことができる応援。


ここへ来ると、そういう想いを強く感じますよ。









毛つくろいをしてあげてました!!猫みたい!!


みんなこんなに仲良く生活しています







避難所のすぐ先の山を上がると、もうこんな絶景です


2人で、山の水を汲みに来たのです

避難所で使う、貴重な水源なのです


少しの間、心を穏やかにリフレッシュする為に2人で山を眺めました




この雪の厚みを見ていただけたら、この前の大雪がどれだけの被害かわかるでしょう


いまだに溶けない雪。






夜は犬たちと一緒に寝ました

風呂は無いので、その時だけ、下に下りました


金魚湯と言って、入り口から男と女が左右分かれている老舗の銭湯でした


番頭のお母さんが、どこからきたの?と気軽に話してくださりました

こういう、情緒も味わえて、1日ヘトヘトの身体を温めることができました


とても、心がホッとできる、場所ですよ


こんな身体中痛くなるなんて・・お世話の大変さをよくわかりました





今一番不足しているフードです

パピーだけに限らず、子犬用は、とにかく必要ですね


Mさんが、先日は冬の間、毛布をたくさん送ってくださりありがとうございました!!とおっしゃっていました☆


これからは、夏に向けてまたさらに必要なものが変化してゆくでしょう。





見る限り、次に必要な物は、ペットシーツでしょう・・


先ほども書きましたが、毎日起きたら、あの状態です

どんどん無くなる・・


ワイドが一番消耗します





そして次はこれでしょう


散歩のウンチの回数もものすごい。

アッという間にこれも無くなります


ビニールと紙が二重になっていてワンタッチでウンチを掴んでポイできて便利です





命を扱う現場はここだけではなく、どの団体さんも大変御苦労されていることが、わかります


ネットでさまざまな事をかかれていても、1度とにかく丸1日の工程を・・一緒に活動してみてください


何も書かなくても、1日行ってくださったら本当にわかります

行かなければ見えない事。山ほどありました


何か言いたい。ならば、その前にいつでもお手伝い行かれてみる事をお勧めします☆






,栃木動物緊急避難所スタッフブログ

こちら、有志の方が、書いてくださっています

まじめに救いたい里親さんになって欲しい。そのような想いで書かれています


物資の応援も、こちらに送り先も書かれています




例えば。


50人の方が温かいお気持ちで1人1匹・・引き受けてくだされば、マスターはまた、必ずその分犬を救います、そういう人です



以上、栃木動物緊急避難所での、お手伝いの御報告です。