10月20日(日本は21日早朝)、アメリカイリノイ州シカゴのトヨタパークで、アメリカードイツの女子代表戦第1試合が行われ、双方譲らず1-1で引き分けた。
満員の会場に女の子の歓声が響く。これがアメリカサッカーの特色だろう。アナウンサーの後ろにも女の子が鈴なり。
この子たちはドイツ代表を知っているのだろうか
アメリカのピッチに立ったドイツ代表は、表情豊かなアメリカ代表に比べ、口を真一文字に結び、いかにも固い感じ。
ドイツでははまるんだがここではなんとなくアカ抜けないといえなくもない。
ドイツはスウェーデンりーグの得点王のMittag1トップで、トップ下にヤングなでしこMVPのMarozsan4-2-3-1.
アメリカはいつものWambach、Morganの2トップ。
開始早々いきなりアメリカゴール右SBのSchmidtがゴール近くでMorganにボールを奪われ、Chenenyに折り返してMorganに振られて、反対サイドのWambachがゴール
ドイツ初体験のMorganのスピードを思い知らされた瞬間だったろう。
しかしさすがにドイツ、そこで慌てることなく、よくふんばって次第に攻勢を強める。
そして15分、LaudehrとMarozsanのワンツーからMittagにつないでゴール同点
それからは前半、ドイツ優勢。
ドイツは、ラインを敵陣内に入るかと思うほど恐ろしく高くあげて、プレッシャーをかけて、23分、フリーで決定的なチャンスを迎えるがLaudehrがはずす
また16分、Morganの突進をBartusiakがタックルで抑えてしまったのは見事だった。
後半、アメリカはCheneyに代えてLloidを投入。
いきなり右サイドに突進して、チャンスをつくるが折り返したWambachは触れず
ドイツもKulig投入。これも46分、55分、62分と、うまくスペースにすすんでチャンスをつくるが得点できず
さらに63分にはMittagがフリーになりシュートを放つがSoloが前に出てファインセーブで見せ場をつくる
アメリカは80分、何度もCKをとり猛攻をかけるが、あと一歩のところでゴールできず。
ドイツはPopp、アメリカはLeroux、Rodorigezを投入して、最後まで点をとりに行き、Poppは得意のヘッドを放つが、間一髪で押さえられる。
世界の頂点にふさわしい緊迫したゲームだったが、ドイツのほうがチャンスは多かった。
アメリカは多分、ドイツのような上半身を使って(ファールもしながら)身体で止めにくるスタイルは多分慣れておらずてこずっていた印象。
またしょっぱなには点を入れられたが、そのあとはMorgan、Wambach、Lerouxに仕事をさせなかったのは見事だった。特にBartusiakは今回非常に良かった。
20歳でトップ下を務めたMarozsanもよく務めを果たした。
やはり試合がなく、組織負けしていたアメリカは第二戦にはもっといいパフォーマンスを見せるのではないか
ドイツはなにやら負傷交代もあったようなのが心配だ。
オリンピックの金メダルで世界の頂点に立ったアメリカと引き分けたドイツはアメリカの人にはどう映っただろうか
またドイツにも中継された試合を観たドイツの人は、少しは満足を覚えただろうか
ドイツ代表はここ
アメリカ代表はここ
エンディングは「ボーンスプレマシー」。マット ディモンの大ヒット映画で確かベルリンで始まって最後はアメリカになると思うんだが
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