オリンピックをめざす親善試合で、チームの中心としてすばらしい活躍
をしているMFのMegan Rapinoeだが、7月2日、Out Magazineという同性愛者の雑誌で、同性愛の公式カミングアウトを行い、USA Today、Wachigton Post、Sports Illustrated、NBC Sports他、大きな反響を呼んでいる
彼女は,Kicｋの5月7日のインタビューで、同性愛をカミングアウトし、いくつかのニュースにあげられていたが、さすがオリンピック前の活字でのカミングアウトということで反響も大きいようである。
Out Magazineでは、彼女は、２７歳の誕生日を迎え、このオリンピックの中で、サッカーだけでなく、彼女のセクシュアリティをカミングアウトして議論の俎上に載せるという、もう一つのランドマークを行おうとした、と述べている。
また彼女は、同性愛については聞かれなかっただけで、隠していたわけではない、と、そしてスポーツの同性愛者については女性はオープンでサポートされるが、男性のほうは同じようにいかない、と述べている。
またUSA Todayでもインタビューに応じていて、オリンピックの中で、選手の個人的ストーリーを知りたいと思っているからだ、と話している。日本的に言えば、自分をさらけ出したというわけだろう。
今、EURO2012のあとで、フランス代表に対しては、白人でない選手は白人中年監督とコミュニケーションがとれない、とか、ドイツ代表の移民選手が国歌を歌わないのが敗北原因だ、とか、イングランド代表のルーニーには、マンUのファーガソン監督のスコットランド訛りの英語しか理解しない、とか、いろいろ叩かれている
アメリカも大統領選の只中であり、オバマ大統領は、同姓婚支持を表明し、共和党のロムニー候補は反対している。
オリンピックの成績次第では代表そのものも叩かれるだろうことを知らないわけではないだろうが、この時期にカミングアウトすることは、心おきなく戦うということの現われかもしれない。
Out Magazineの記事のタイトルは「絶好調」だが、まさしくRapinoeの今を表しているのだろう。
エンディングはパーティでのスンドハーゲ監督とラピノーのギターソング。いやー2人ともかっこいいわ
本日の試合
フランス女子ールーアニア女子
午前３：５０よりLive
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