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2016年05月27日(金) 20時51分33秒

『夏色の想像力』 今岡 正治・編

テーマ:SF・日本
夏色の想像力

夏色の想像力
編者・後書:今岡 正治

序文:大森 望、日下 三蔵、小浜 徹也

(夏色草原社・草原SF文庫)

初版:2014年7月19日

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「つじつま」 (円城塔)

「あなたは月面に倒れている」 (倉田タカシ)

「伝授」 (北原尚彦)

「お悔やみなされますな晴姫様、と竹拓衆は云った」 (山田正紀)

「弥生の鯨」 (宮内悠介)

「一九八五年のチャムチャム」「不和 ふろつきゐず」「宇宙の果てまで届いた初めての道具」「ウリミ系男子とロイコガール」 (高山羽根子)

「再生」 (堀晃)

「筑波の聖ゲオルギウス」 (忍澤勉)

「金星の蟲」 (酉島伝法)

「星窓 remixed version」 (飛浩隆)

「夢のロボット」「イージー・エスケープ」 (オキシタケヒコ)

「折り紙衛星の伝説」「百年塚騒動」 (理山貞二)

「アオイトリ」 (下永聖高)

「常夏の夜」 (藤井太洋)

「錘爺(すいじい)」 (勝山海百合)

「焼きつける夏を」 (三島浩司)

「キャラメル」 (瀬名秀明)

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SFファンジンの同人誌なので田舎の書店では買えないだろうからとamazonであわてて購入した覚えがある(その割に読むのは今頃だが)。

目次を見ただけで眩暈がしそうなほどの豪華なメンツで山田正紀にも満足(もともと山田正紀目当てで買ったようなものだが)。

一番強烈だったのは倉田タカシだが、他のもほとんど外れなしのお買い得アンソロ。

たしかに大森望が冗談半分でも文句を言いたくなるわな。


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2016年05月24日(火) 20時08分51秒

『危険なやつら』 チャールズ・ウィルフォード

テーマ:ミステリ・海外
危険なやつら

著者:チャールズ・ウィルフォード

訳者:浜野 アキオ

解説:滝本 誠

(扶桑社ミステリー)

初版:1996年2月29日

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1993年の作。

それなりの収入もありマイアミでの生活をエンジョイしていた男4人に突然降ってわいた事件と死。

この時から彼らは「危険なやつら」になってしまったのか。

なんだか不思議な感触の小説。

この世界観がたまらない人もいるだろう。


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2016年05月22日(日) 20時53分01秒

『バベル NOVA+』 大森 望・責任編集

テーマ:SF・日本
NOVA+ バベル: 書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

NOVA+ バベル: 書き下ろし日本SFコレクション
責任編集・解説:大森 望

(河出文庫)

初版:2014年10月20日

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「戦闘員」 宮部みゆき

「機龍警察 化生」 月村了衛

「ノー・パラドクス」 藤井太洋

「スペース珊瑚礁」 宮内悠介

「第五の地平」 野﨑まど

「奏で手のヌフレツン」 酉島伝法

「バベル」 長谷敏司

「Φ(ファイ)」 円城塔

-----------------------------------

まずはNOVAの復活を喜びたい(そうは言っても1年半前のことだが)。

メンバーも良いし中身も濃い。

特に藤井太洋と野﨑まどは良かった

円城塔は書くのに(字数を計算するのに)時間がかかっただろうね。

ただ月村了衛はシリーズ外を読みたかったし、宮内悠介と酉島伝法は「またか」というくどさを感じてしまう。

宮部みゆきは防犯カメラじゃなくて違うものにして欲しかった。

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2016年05月20日(金) 22時25分22秒

『ミステリマガジン700【海外篇】』 杉江 松恋・編

テーマ:ミステリ・海外
ミステリマガジン700 【海外篇】 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミステリマガジン700 【海外篇】
編者・解説:杉江 松恋

(ハヤカワ・ミステリ文庫)

初版:2014年4月25日

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「決定的なひとひねり」(1943) A・H・Z・カー (訳:小笠原豊樹)

「アリバイさがし」(1965) シャーロット・アームストロング (訳:宇野輝雄)

「終列車」(1950) フレドリック・ブラウン (訳:稲葉明雄)

「憎悪の殺人」(1965) パトリシア・ハイスミス (訳:深町眞理子)

「マニング氏の金のなる木」(1966) ロバート・アーサー (訳:秋津知子)

「二十五年目のクラス会」(1964) エドワード・D・ホック (訳:田口俊樹)

「拝啓、編集長様」(1968) クリスチアナ・ブランド (訳:山本俊子)

「すばらしき誘拐」(1970) ボアロー&ナルスジャック (訳:日影丈吉)

「名探偵ガリレオ」(1961) シオドア・マシスン (訳:山本俊子)

「子守り」(1991) ルース・レンデル (訳:小尾芙佐)

「リノで途中下車」(1952) ジャック・フィニイ (訳:浅倉久志)

「肝臓色の猫はいりませんか」(1946) ジェラルド・カーシュ (訳:若島正)

「十号船室の問題」(2000) ピーター・ラヴゼイ (訳:日暮雅通)

「ソフト・スポット」(2005) イアン・ランキン (訳:延原泰子)

「犬のゲーム」(2003) レジナルド・ヒル (訳:松下祥子)

「フルーツセラー」(2004) ジョイス・キャロル・オーツ (訳:高山真由美)

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いまさら単行本未収録作を集めても面白いわけないだろ、とどなたかが言いそうですがほとんどが面白かった。

奇妙な味っぽいのが多い(好物です)のは編者の好みでもあるのだな。

しいて挙げればラストの切れ味がいい「終列車」、けったくそ悪い(褒めてます)「フルーツセラー」が双璧だろうか。

ただ、アンソロジーはたいてい「版権などで収録できなかった作品が云々」という言い訳が書かれるのだが、面白さの余韻がいっぺんに醒めてしまうので書かないで欲しいね。




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2016年05月17日(火) 21時13分15秒

『突変(とっぺん)』 森岡 浩之

テーマ:SF・日本
突変 (徳間文庫)

突変
著者:森岡 浩之

解説:大森 望

(徳間文庫)

初版:2014年9月15日

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こんなに分厚い本はグリシャムの『法律事務所』以来かも。

地球上のある地域が(大きさは関係ないようだ)突然異界にスリップしてしまう。

逆にその地域の周りでは突然異界が現れる訳ですね。

ある町内会程度の大きさの地域がそれに遭遇してしまう物語。

彼らはこの「突然変移」にどう対処するのか。

複数の人物をうまく書き分けながら(視点を切り替えながら)進んでゆくのでリーダビリティは高い。

ハラハラドキドキで面白かったけど、後半やや一つの「事件」に集中し過ぎたのが少し残念かな。


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2016年05月13日(金) 21時09分30秒

『サムライ・ポテト』 片瀬 二郎

テーマ:SF・日本
サムライ・ポテト (NOVAコレクション)

サムライ・ポテト
著者:片瀬 二郎

(河出書房新社・NOVAコレクション)

初版:2014年5月30日

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「サムライ・ポテト」

「00:00:00.01pm」

「三人の魔女」

「三津谷くんのマークX」

「コメット号漂流記」

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『NOVA・7』で表題作が気にいって、『NOVA・8』で2編目にがっかりしたものだ。

書下ろしの後半3編は悪くはないのだが、インパクトが今ひとつ。

もっと色々と書けそうな気がするので、今後に期待というところか。




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2016年05月11日(水) 21時03分56秒

『約束の道』 ワイリー・キャッシュ

テーマ:ミステリ・海外
約束の道 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

約束の道
著者:ワイリー・キャッシュ

訳者・後書:友廣 純

(ハヤカワ・ミステリ文庫)

初版:2014年5月15日

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2014年の作。

表紙をロクに見もしないで買ってしまっていたのだが、こういう表紙は嫌いなんだよね。

父親の心情は理解できないこともないが、すでに手遅れじゃないかな。

わざとハラハラさせようという雰囲気が感じられて読むのが疲れた。


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2016年05月09日(月) 20時22分45秒

『去年の冬、きみと別れ』 中村 文則

テーマ:ミステリ・日本
去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

去年の冬、きみと別れ
著者・後書:中村 文則

(幻冬舎文庫)

初版:2016年4月15日

(2013年9月に幻冬舎より刊行)

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なんとなくタイトルが気にいって購入したお初の作家。

女性二人を殺害した容疑で一審で死刑判決を受け留置中の写真家。

その写真家と姉弟二人きりで育って来た姉。

彼のことを本にしようとする「僕」。

前半はいい雰囲気で進んでいたのだが、後半期待外れの方向に行ってしまったのが、個人的には残念。


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2016年05月07日(土) 22時49分58秒

『電氣人閒の虞』 詠坂 雄二

テーマ:SF・日本
電氣人間の虞 (光文社文庫)

電氣人間の虞
著者:詠坂 雄二

解説:佳多山 大地

(光文社文庫)

初版:2014年4月20日

(2009年9月に光文社より刊行)

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なるほど、これが噂の詠坂雄二なのか。

各章の頭にいつも同じフレーズがくるのはそういう訳だったとは。

B級のホラーミステリを読んでいる気分だったが、決して詰まらなくはない。

この作者の「最高傑作」という作品を読んでみたいものだぜ。



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2016年05月05日(木) 19時54分12秒

『顔のない男~ピーター卿の事件簿Ⅱ~』 ドロシー・L・セイヤーズ

テーマ:ミステリ・海外
顔のない男―ピーター卿の事件簿〈2〉 (創元推理文庫)

顔のない男―ピーター卿の事件簿〈2〉
著者:ドロシー・L・セイヤーズ

訳者:宮脇 孝雄

解説:真田 啓介

(創元推理文庫)

初版:2001年4月27日

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「顔のない男」(1928)

「因業じじいの遺言」(1925)

「ジョーカーの使い道」(1926)

「趣味の問題」(1928)

「白のクイーン」(1933)

「証拠に歯向かって」(1939)

「歩く塔」(1935)

「ジュリア・ウォレス殺し」(1934)

「探偵小説論」(1928)

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個人の短編集がアンソロジーほどには楽しめないのは、どこか同じような雰囲気になってしまうせいか。

今読むにしては全体的に「そこそこ」なのだが、唸らされるものがない。

セイヤーズはほとんど読んでいないが、長編の方がコクがありそうだな。


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