出発(しゅっぱつ) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

ふたばスタート
 今日は、出発(しゅっぱつ)という言葉です。

 平成という30年間に亘る時代が、いよいよ幕を閉じる時が近づいています。現在の天皇陛下が、来年4月30日に皇太子殿下に譲位し、翌日の5月1日、新しい元号による時代が始まります。あの太平洋戦争(日本で閣議決定された正式名称は“大東亜戦争”)の終結した昭和20年(1945)8月15日から、73年が過ぎました。昭和そして平成の時代を経て、我が日本国と日本国民にとって、本当の意味で戦後が終わり、新生の日本の出発の時が始まるのかも知れません。日本の歴史を通史としてまとめた作家・百田尚樹氏の「日本国紀」が55万部を超える驚異のベストセラーとなっているのも、日本と日本国民の目覚めの、大きな兆候だと思います。

 さて、出発(しゅっぱつ)ですが、出(しゅっ)は、ある場所にでること、登場、出身etc.の意味です。また、発(はつ)は、初めて外に現れる、明らかになる、矢を放つetc.の意味です。すなわち、出発(しゅっぱつ)とは、今までとは違う希望に満ちたステージに立つことでしょうか。

歴未来
 人にも、家族にも、国にも、必ず新しい展開となる歴史の節目が訪れるものです。我が国が迎える新しい時代の節目、戦争そして敗戦という悲しい時期も含めて、私達の両親、そのまた両親、遙かに遡るご先祖様たちの努力の積み重ねで、今の私達、そしてこれからの日本人が続くことを感謝したいと感じている今です。