今日は、偶然(ぐうぜん)という言葉です。
私は、この世で起きることは偶然(ぐうぜん)のように見えて、実は、必然の結果であるのではないか....と感じることが良くあります。人間には、第六感というものがあるといわれています。よく、初めての場所なのに、懐かしく感じたり、昔、来たことがあるような・・既視感(デジャブ)というらしいのですが、まさにこれは第六感ではないのでしょうか。未来の事を透視する、あるいは過去に起こった事件を透視する。そんな超能力者のことが話題になることがあります。仮に、未来の事を透視できるとすれば、未来に起きることは、起きるべくして起きる。既に、起きることが予定されているという事になります。そうであれば、偶然に見える事は、実は必然の結果であると・・。
さて、偶然(ぐうぜん)ですが、偶(ぐう)には、思いがけなく出会う、でくわすetc.の意味があります。また、然(ぜん)には、そのまま、そのとおりetc.の意味があります。即ち、偶然(ぐうぜん)とは、思いがけなく出会うことも必然である・・そんな意味になりそうです。辞書を紐解いてみると、思いがけず、予期できないような仕方で物事が起きる事。こんな解説があります。確かに予期できないのでしょうが、それが必然でないとは誰も言えない。
皆様の生活を見回した時、こんな偶然があるだろうか、と感じたような出来事はありませんか。身近な例では、男女、あるいは夫婦の出会いです。日本の人口は約1億3000万人ですが、この大勢の日本人の中で出会い夫婦になる二人。奇跡的ですね。これを偶然という名の必然と言わずして、なんと表現したらよいのでしょうか?例えば、この場所に行かなければ決して出会う事がなかったなんて事は山ほどあるのに、何故か、巡りあって夫婦になった二人。皆様も、ご自分の身辺を、じっと目を凝らして眺めてみてください。こんな偶然が!と思うようなことが、山のようにあるかもしれません。