創造(そうぞう) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

コンピュータ脳
 今日は、創造(そうぞう)という言葉です。

 仕事は、クリエイティブなものでなければ進歩がない。日本語で言い換えれば、創造(そうぞう)力を発揮できなければ、良い仕事ができないという事です。ただ、この創造力の発揮には、頭脳の弾力性、若ければ弾力性があるかと聞かれれば、やはり若くないと弾力的な発想はできないということが一般的だと思います。だからこそ、人間社会は、世代交代を繰り返しながら、経済も社会も、文化・文明も進歩発展を遂げてきたのだと思います。年を重ねるという事は、頭脳も含めて、身体全体が、金属のように酸化してその能力を低下させていく過程です。一般的に老人には、創造力の発揮は期待できないのではないでしょうか。かくいう私も、既に、老人の仲間入りをしようとしていますが。

 さて、創造(そうぞう)です。創(そう)とは、傷ができる、傷をつける、物事を始める、初めてつくるetc.の意味をもちます。また、造(ぞう)には、手間をかけて物事を仕上げる、行き着く、至るetc.の意味があります。・・ということは、創造(そうぞう)とは、いままで誰もチャレンジしていなかった事に、初めて挑み、思い描いていた新しい目標に到達することです。

大山昼寝
 若い体と、若い頭脳の持ち主が、創造力を発揮する権利を有するといっても過言ではないでしょう。ただ、同じような年代でも、創造力のある人、ない人がいますので、一概に、若さが条件ではない事もあります。若者よ、クリエイティブであれ!若くない者も、可能な限りクリエイティブであれ!ふと、聖書の「創世記」にある天地創造という言葉を思い出しました。創造という言葉からは、何か壮大な夢のようなものも感じます。