今日は、平常(へいじょう)という言葉です。
本当に、人間社会っていろいろな事が起こります。権力争い、戦争、政争、暴力、自然災害、陰謀、いろいろな事が現実に起こっています。余り触れたくないのですが、今日の天声人語にあった、アフガンの悲劇。それに比べれば、日本は平和すぎるほど平和ですが、それでも政治の劣化から原発問題、消費税問題、その他多くの課題の中で、右往左往しています。東日本大震災の際も、またかっての阪神淡路大震災のときも、日本人の整然とした姿に、世界中から賞賛が寄せられましたが、これは日本人が危機的事象に備えるために、生まれながらに持っている安全装置(=平常心)が働くためでしょうか?
さて、平常(へいじょう)という言葉です。平(へい)とは、たいらか、特別の事がなくおだやか、ふつう、乱を治めるetc.の意味があります。また、常(じょう)とは、いつも、つねに、時によって変わることの無い道徳etc.の意味です。平常(へいじょう)とは、いつも穏やかであること、あるいは変わることの無い普遍的な道徳などの意味になりそうです。
それでは、平常心(へいじょうしん)とは、どんな意味になるのでしょう。普段のとおり、格別の構えた思いも無ければ、気負いもなく、 淡々とした心境であるという意味だそうです。事に当たって乱れず、柳の葉のように風に流されるような心境でしょうか。今週は、この平常心を求められる1週間になりそうです。