講演(こうえん) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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 今日の言葉は、講演(こうえん)です。




 いろいろなジャンルで成功した方々が、その経験を踏まえて講演活動を行うケース、専門知識をもって講演やセミナー活動を行う方々だけではなく、今や、一億総タレント時代、いや一億総講演活動時代か?!どのような仕事をしていても、何らかの形で、人前でプレゼンテーションをする機会が訪れます。数が多いか少ないかの違いはあっても、誰でも、講演会あるいはセミナー、あるいは説明会や会合などで、講演と同じようなプレゼンテーションをしなければならない事があります。人前で話すのが苦手であっても、経験を積むことで、心臓は強くなります。上手いか下手かは、相手に、情熱をもって伝えたいことが、情熱をもって伝わるかどうかです。弁舌爽やかであることだけでは、物足りない。相手の心に響く話ができるかどうかです。




 さて、講演(こうえん)です。先ず、講(こう)の文字ですが、説いて明らかにする、稽古をする、手立てを考える等の意味があります。また、演(えん)は、水が遠く流れる、広く及ぼす、実地に行う等の意味です。講演(こうえん)とは、単に人前で話すだけではなく、その話が、思想や哲学さらには伝えたいことが広く聴衆の心の中にしみいっていくものでなければなりません。要するに、聞く者をして、感動や驚きを与えるような話ができるかどうかではないかと思うのです。




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 私も、年に数回は業務として講演を行うことがあります。その時何を考えながら話をするのか。聴衆が、ハッ!とするような情報を提供できるか、こちらの思いが相手の心に響くような話しぶりができるか、相手が聞きたいことや情報をしっかりと提供できるような、そんな話の流れを作れるか、どうしたら”今日は話を聴いて良かった”といった感想をもって帰って頂けるか。そんな事を考え、講演の準備である情報収集をし、それから映像やパワーポイント等を使うことで、飽きさせない企画に努めます。人に感動と驚きを与える話しぶり、身につけたいものです。