雨上がりのこの週末.....本当は釣りに行きたかったのに!!
てっきり雨だろうとあきらめてほぼ午前中いっぱい安眠をむさぼっておりましたら....え??
天気いいじゃないっすか!!こんな時間から釣りには遅いのでカメラ片手に出かけてみました。
行き先は大津の北隣、高島市の畑の集落。
湖西線の近江高島駅から9km、約15分ほど入った山間の集落です。
ご覧の通りの棚田の風景、日本の棚田100選にも選ばれたまさに日本の原風景ですな。
集落内に無数に広がる小さな田んぼ。
田植えが終わって間もないと見えて、まだ植えたばかりの苗が風にそよいでいます。
田んぼの形はまちまちで、水面に映る青空はいろんな形に切り取られたようです。
その数は350枚あまり、高齢化と跡継ぎの不足から維持管理が難しくなっているそうで、近年棚田のオーナー制度
が始まったそうです。畦つくりや田植え、稲刈りなど節目節目で多くの人が集まるそうです。
今日は静かですな。目立つのはカメラ片手のアマチュアカメラマンばかりです。
まったくのはじめてなので勝手がわからず、バス停横のスペースに駐車しましたが.....
集落内はものすごい急坂です.....そら棚田作るぐらいやし...そうか!今気がついた!笑
棚田が発達するってことは急傾斜地だということを忘れてました。
しかし水がきれいですね。
棚田は小さな田んぼがたくさん、しかもそのぶんあぜ道が多い。
水が上から下へとろ過されながら下りてくるので、水がきれいなのだそうです。
また畑集落では濁水が出ないような稲作の工夫もしているとか....
で...でも、マンホールが。笑
マンホールってことは下水道が完備されてるんですよね。こんな山奥でマンホールってびっくりですな。
これは、旧高島町のマンホールです。
この畑集落の近くには「ガリバー旅行村」というキャンプ施設があります。
高島とガリバーがどうつながるのかよくわかりませんが.....ま、マロンさん!!上半期総集編に!!
でも、つい最近このあたり来られたんですよね。きっとこのマンホール写真撮ってますよね。
しかし、のんびりできますね....静かで人通りもほとんどないし。
とは言いながら、同じ高島の「かばた」のある針江集落も同じですが、やっぱりここは生活の場。
ここに住んでいる方々の生活の一端を垣間見せていただいてるのです。
庭先に立ち入ったり、あぜ道に入り込んだりしないよう最低限のルールは守りましょう。
ここは針江と違いガイドさんがいらっしゃるわけではありません。あ、地元の方に出会ったら挨拶もお忘れなく。
ちょっと風が冷たかったのですが、坂道を歩いてるとやっぱり暑いですね。
道端の石垣に懐かしい花が。
ユキノシタの花。子どもの頃喘息もちで、この葉っぱを煎じて毎日飲んでおりました。
当時住んでいた家の庭先にもこの花が咲いていて.....今でも夢に出るほどまずかった!!
そんな文字通り苦い思い出の花。私の子どもの頃みた風景にも似てますね....海がありませんが。
ちょっと遊んでみました。笑 わざわざ矢印で指されてるみたいですな。
一番上の写真は高島と朽木を結ぶ基幹農道から撮ったものです。
この道の存在はまったく知りませんでしたが、JR近江高島駅と朽木の村井地区を結んでいます。
集落内では棚田の全体像がわかりにくいのですが、ここならよくわかります。
ずっと向こうに琵琶湖も見えてます。わかりますか??
この農道は、畑の集落の手前から大きく迂回して、集落のはるか上を通っています。
ただし、畑集落の全景と棚田の様子が見えるのは1箇所だけ。
場所は、比良山地のど真ん中を貫通する横谷トンネルの高島側入口あたり、行かれる場合は要注意です。
ちょうど視界の開けたところがあって、そこだけ1段高くなっています。
10m先には駐車するのにちょうどいいスペースもあるのですぐにわかると思います。
しかし、この横谷トンネルが....道路の幅員はごらんの通り1.5車線ぐらい。
なんと、長さ1000m近いトンネルなのに照明がまったくありません。
しかも途中でカーブしているので出口の光もまったく見えません。
かなり怖いです!....特に2輪の人は怖いだろうなぁ。なんか出そうです(((゜д゜;)))コワイヨー
トンネルの向こう朽木側は斜面の風化がすすんでいて落石が多いので走行は特に注意が必要です。
われながら水無月のスタートにふさわしい記事。笑
■日本の棚田100選 畑の棚田
滋賀県高島市畑
JR湖西線近江高島駅 江若バス畑行き終点下車
R161大溝交差点をガリバー旅行村方面へ10km
☆集落内駐車注意。