雲子の天ぷら・お造り盛合せ・笹ガレイ@お魚にも春 |   + Mother Lake +

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なんと春らしいではありませんか。
今月に入ってから例年に比べて暖かい日の多い京都・滋賀地方ですが、やはりまだ寒い。
そんな中でも、器の中では春の訪れを感じさせる盛りつけが....あ、この花なんですか?笑

お通しはシラウオです。
ボクの宍道湖産のシラウオは本来冬の味覚のはずですが、こうやって見ると春でもいいですな。
しかし....さりげないですが、いいお通しです。いや、美しい。

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透きとおる白さの剣先イカ・淡い桃色の鯛・色鮮やかな中トロ。
いやいや、味の確かさはもちろんのこと、季節の移ろいをさりげなく感じさせるところもこちらのお店の魅力。

しかし、この中トロの美味そうなこと、じわりと浮かぶ脂のしっとり感まで伝わってきます。
いや....写真が上手いとかでなく、素材がいいのですよ。

これだけの中トロをお手頃なお値段でいただけるのです。
と、言いながらしばらくの間ご無沙汰しておりました。

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久しぶりにおじゃましたのは、どうしても食べておきたいホンモロコの炭火焼、そして.....
金沢にお住まいのかまぼこさんのブログ→★★★
白子の天ぷら!!と聞いていてもたってもいられなくなったのです。笑

白子といえば本来はとらふぐなのですが....ここは鱈の白子、雲子で。
雲子とは美味い名前のつけ方です。まるで、きんと雲みたいな形がまさに雲子。(脳みそみたいでもありますが。)

ふぐもわざわざ本場まで食べに行ってしまうほど好きなのですが(関門でふぐ三昧→★★★
さすがに極上のとらふぐの白子には叶いませんが、近くでならやっぱりこちらの雲子の天ぷらです。

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早くもふきのとうです。こちらもまた春らしいですな。
大寒の頃雪の下で芽吹いたふきのとうは、ちょうど立春過ぎの今が食べごろ。

ほろ苦くてちょっと青臭いけど....これぞ春の味。
実は、ふきのとうは苦手で。笑

素揚げは辛うじて大丈夫ですが、天ぷらは完全に香りが閉じ込められるのでムリ!!
ふきのとう味噌なんぞはなおさらです.....ヽ(`Д´)ノコドモカヨ!!  ハイ、採るのは好きです。笑
ここは味よりも季節感を愛でましょう。 では、いただきます。

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さくっと衣を割ると、とろりとした雲子が....うは-、美味そう o(^▽^)oウマソーッ!!
ささっと天つゆにくぐらせてパクリ....は-、シアワセ。

生の雲子よりも、より旨みが凝縮されて、しかもほのかに甘い....当然生臭さなんぞは皆無です。
炭火焼も美味いけど、衣の中に閉じ込められた旨みは断然こっちのが上ですな。

普通、ひとくちでパクリといってしまうのですがね。
わざわざ半分にしてるのは.....お察しの通りとろとろ感を見せつけるためヽ(`Д´)ノナンダトーッ!!
まぁ、これをみたらほとんどの方の怒りを買うでしょうな。

そして、最後に笹ガレイの焼き物を。

普通に売られているマコガレイやメイタガレイよりも細身でスリムな魚体のカレイ。
読んで字のごとく、笹の葉みたいだから笹ガレイです。
しっとりした身は別名ミズガレイとも呼ばれて、日本海側で獲れるカレイではもっとも味がよく高級とされます。

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ボクが子どもの頃は親父が山陰沖を漁場とする底曳網船に乗っておりましたので、船から上がるとお土産の
代表格はこの笹ガレイ、のどぐろ、連子鯛などでした。

今思えば、親父が底曳網船に乗ってた頃にボクのお魚への執着は始まったように思います。笑
でも物心ついた頃から...底曳船→カニ底曳船→カニカゴ船→イカ釣り船→巻網船→底曳船.....
あれ、近海から沖合いにかけてのほとんどの漁をしてますね。
まぁ.....お魚ならどれも好きなのもムリはないですな。

そんな親父の仕事だったからこそのお魚好き....親父に感謝ですな。


とろとろの雲子の天ぷらにちょこっと怒りをおぼえた方↓↓↓....や、やっぱり!!

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