「みのもんたの朝ズバッ!」の大研究(6) パワハラとセクハラと連帯責任 | 西陣に住んでます

「みのもんたの朝ズバッ!」の大研究(6) パワハラとセクハラと連帯責任

西陣に住んでます-みのもんたの朝ズバッ


TBSテレビの朝のニュースショウ「みのもんたの朝ズバッ!」の大研究の第6回目は、理にかなわない理由によって自論を正当化する不当な論拠(Irrelevant)の基本的手法について着目したいと思います。


バックナンバーはこちら→[みのもんたの朝ズバッの大研究 総合案内]


まずは、不当な論拠を含む不合理な論証法の各種テクニックについて、今回も私の愛読書でもあるRobert J. Gula氏の名著"nonsense"の記述を基に示していきたいと思います。


不当な論拠の範囲は広く、(1)不合理な論証(一般)、(2)不合理な権威の利用、(3)数値に訴える論証、(4)事実に見せかけた憶測に大別できます。



1不合理な論証(一般) Irrelevant


恋の矢人身攻撃 argumentum ad hominem
論敵の言説を批判するのではなく、論敵自体を批判し、論敵の言説の信憑性を低下させるものです。仮に論者が批判されるべき人物であっても、論者の言説は批判されるべきものであるとは限りません。対人論証・状況対人論証・連帯責任・毒の混入という4つのヴァリエーションがあります。


恋の矢対人論証 abusive ad hominem
論敵の言説を批判するのではなく、論敵のパーソナリティーを批判し、論敵の言説の信憑性を低下させるものです。仮に論者のパーソナリティーが批判されるべきものであっても、論者の言説は批判されるべきものであるとは限りません。


恋の矢状況対人論証 circumstantial ad hominem
論敵の言説を批判するのではなく、論敵の立場を批判し、論敵の言説の信憑性を低下させるものです。仮に論者の立場が批判されるべきものであっても、論者の言説は批判されるべきものであるとは限りません。


恋の矢連帯責任 guilt by association
論敵の言説を批判するのではなく、論敵の所属・友人・家族・親戚などを批判し、論敵の言説の信憑性を低下させるものです。仮に論者の所属・友人・家族・親戚などが批判されるべきものであっても、論者の言説は批判されるべきものであるとは限りません。


恋の矢毒の混入 poisoning the well
論敵からの批判を避けるために、論敵に悪印象をもつような情報を事前に聴衆に与え、批判の信憑性を低下させるものです。一般に聴衆は最初に論者の悪印象に着目し、それがクリアされないと論者の批判に着目しません。悪質な計画的批判回避のテクニックです。


恋の矢批判回避 passing the buck
不合理なテクニックによって批判を回避する方法です。批判が不当であることを示すことなしに批判を回避しても何も問題は解決しません。同類視と逆質問という2つのヴァリエーションがあります。


恋の矢同類視 tu quoque/shifting the blame
ラテン語"tu quoque"は英語で"you too"を意味します。論敵からの批判の内容が論敵にも該当するとして批判を回避するテクニックです。たとえ論敵が批判されるべき人物であっても批判を回避する理由にはなりません。


恋の矢逆質問 counter-question
論敵からの質問に答えることなしに別の質問をして批判を回避するものです。その典型的な形式は「なぜ~するのか?」という質問に対して「逆になぜ~しないのか?」と逆質問を投げかけるものです。


恋の矢不合理な理由 irrelevant reason
論理の前提となる理由が導き出した結論の理由になっていないものです。


恋の矢不合理な結論 non-sequitur
ラテン語"non-sequitur"は英語で"it dose not follow"を意味します。前提から正しく結論が導かれていないものです。


恋の矢不必要な詳細の提示 irrelevant and selected detail
情緒的効果を与えるような不必要な詳細を示すことによって結論に影響を与えようとするものです。


恋の矢威力に訴える論証 argumentum ad bacul um (appeal to force)
圧力を加えたり、強制力を執行することをほのめかしたりすることで自論に導く手法です。


恋の矢無知に訴える論証 argumentum ad ignorantiam (appeal to ignorance)
「正しいことを証明できないのであれば、その論は間違っている」「間違ってることを証明できないのであれば、その論は正しい」とするものです。



2不合理な権威の利用 Irrelevant authority


恋の矢権威に訴える論証 appeal to authority

権威ある専門家などの他人の言説・意見を理由にして自論に導くものです。専門家が自分の専門領域の事由について真摯に言及する場合には、その言説・意見は論拠として一定の合理性がありますが、実際にはそのような条件を担保できていない場合が多く、個人のイデオロギーによって事実が歪曲されることも少なくありません。基本的に権威の言説・意見が必ずしも真であるとは限らないことにも注意する必要があります。


恋の矢他人の言説に訴える論証 ipse dixit
ラテン語の"ipse dixit"は英語の"He said it"という意味であり、「彼がそう言った」ことを理由にして自論を展開するものです。


恋の矢過去に訴える論証 appeal to the past
「過去の言説は正しい」と誤認させ、その言説を理由にして自論を展開するものです。


恋の矢過去の権威に訴える論証 appeal to the past authority
「過去の権威の言説は正しい」と誤認させ、その言説を理由にして自論を展開するものです。


恋の矢曖昧な権威に訴える論証 vague appeal to authority
「なんとなく権威がありそうな対象である医者、専門家、新聞、テレビ等の言説は絶対的に正しい」と誤認させ、その言説を理由にして自論を展開するものです。


恋の矢思い込みに訴える論証 apriority
「きっと~するはずだ」という思い込みを理由にして自論を展開するものです。


恋の矢信頼に訴える論証 appeal to faith
「信頼できる人物の言説は正しい」と誤認させ、その言説を理由にして自論を展開するものです。


恋の矢冒涜の虚偽 sacred cow
「伝道師を批判することは宗教に対する冒涜である」「大統領を批判することは民主主義に対する冒涜である」といったように、人物の言説に対する批判をその人物がもつ神聖な属性に対する批判であるかのように誤認させ、自論を展開するものです。


恋の矢格言に訴える論証 aphorisms, cliches, slogans, proverbs, platitudes
「格言は絶対的に正しい」と誤認させ、その格言を理由にして自論を展開するものです。


恋の矢専門用語の虚偽 jargon
難解な専門用語を自論に折り込むことにより、自論を権威づける手法です。


恋の矢伝統・慣例に訴える論証 appeal to tradition or precedent
「伝統や慣例は絶対的に正しい」と誤認させ、自論を展開するものです。


恋の矢語源に訴える論証 etymology
言葉の語源を都合よく解釈して自論を展開するものです。



3数値に訴える論証 Appeal to numbers


数値が本来意味する内容を誤解させてミスリードするものです。


恋の矢代表値の虚偽 mean average mode median
統計の代表値である平均・中央値・最頻値と実際の頻度分布との乖離を利用してミスリードするものです。


恋の矢パーセントの虚偽 percentages
サンプル数が少ないにもかかわらず、割合であるパーセンテージを巧みに用いて統計値を誇張するものです。


恋の矢不当なサンプリングによる誘導 misleading sampling techniques
偏った母集団からのみサンプリングして実状を反映しない統計値を算出することでミスリードするものです。


恋の矢曖昧な統計 vague statistics
サンプリングの条件が示されていない統計値を用いてミスリードするものです。


恋の矢統計による誘導 misleading statistics
有意の差がない統計値(統計的に意味がない値)を用いて評価を下すものです。


恋の矢大きな数に訴える論証 appeal to large numbers
大きな数が持つ迫力を使ってミスリードするものです。



4事実に見せかけた憶測 confident speculation


単なる憶測をあたかも事実のように語るものです。


恋の矢個人的確信に訴える論証 personal assurance
主観的な思い込みをあたかも事実のように語るものです。


恋の矢個人的経験に訴える論証 appeal to personal experience
個人的経験に基づく思い込みをあたかも事実のように語るものです。


恋の矢ドミノ理論 domino theory
「もしAが起こるとBが起こる。もしBが起こるとCが起こる。もしCが起こるとDが起こる。もしDが起こるとEが起こる。」として、「もしAが起こるとEが起こる」と確信的に語るものです。上記の3つの前提事象がいずれも8割の高い確率で起きる場合でも、Aが起こるとEが起こる確率は約4割に過ぎません(0.8^4≒0.4)。


恋の矢全知全能に訴える論証 appeal to omniscience
実際に起こってないことを起こったと仮定したときに発生する事象を憶測し、それをあたかも事実のように語るものです。


恋の矢憶測と事実の混同 confusing speculation with fact
「もしAが起こったらとBが起こるはずだった。もしBが起こったらとCが起こるはずだった。もしCが起こったらとDが起こるはずだった。もしDが起こったらとEが起こるはずだった。」と憶測と事実を混同するものです。いわゆる「たられば」の断言型と言えます。




このように多種多様の無意味(irrelevant)な論理的誤謬(ごびゅう)が存在しますが、「みのもんたの朝ズバッ」では、ここ2~3ヶ月に限定してみても、これらの誤謬をおおむね網羅するような多くの事例を認めることができます。これらの具体的な事例は次の記事以降で紹介したいと思います。


さて、この記事ではこのテーマとは無関係(irrelevant)な最近の「朝ズバッ」の放送における注目点を以下に紹介したいと思います



メモ2013/08/22 イチロー 日米通産4000本安打達成


アナウンサー:みのさん、ここで速報です!いいですか~!こちら!イチロー選手が4000本安打を達成しました~!!!


「朝ズバッ」の番組中にNYヤンキースのイチロー選手が日米通産4000本安打を記録しました。ここで注目すべき点は、スポーツ担当のTBS女子アナウンサーのスタンスです(アナウンサーの場合には、けっして個人のスタンスではなくTBSのスタンスと言えるかと思います)。この女子アナウンサーはみのもんた氏に対して精一杯の笑顔をふりまきながら恐ろしく高いテンションで「みのさん、ここで速報です!」とアナウンスしました。通常はこのような場合には「ここでテレビをご覧の皆様に速報です」とするのが、サービス業としての常識であると私は考えます。この番組を見るたびに思うことですが、TBSのアナウンサーが視聴者を置き去りにして異常なまでにみのもんた氏に媚びるシーンが散見されます。間接的ではありますが、番組のクライアントは、商品に価格転化された莫大な広告料(少なくとも消費税1%にあたります→[みのもんたの朝ズバッの大研究 総合案内] )を余儀なくテレビ局に支払っている視聴者といえます。したがって、他の番組がそうであるように、テレビの番組というのは、リンカーン大統領の演説風に言えば「スポンサーのテレビ局による視聴者のための番組」であるべきであると思います。ところが「朝ズバッ」というのは、しばしば「スポンサーのテレビ局によるみのもんた氏のための番組」となります。アナウンサーと一部のコメンテイターは、不規則言動の「裸の王様」に対して、精一杯の媚びた笑いをふりかけ、無批判に首を縦に振り、不自然なまでに賛同の声を贈ります。特に小松成美氏の「う~ん」とフラット気味に言うことで全身全霊の感情をこめているかのように一々賛同を示すしつこすぎるリアクションは常軌を逸しています(笑)。よくアメリカのTVコメディーなどの笑いどころであらかじめ録音されている「笑い」を挿入することによってバンドワゴン効果で視聴者の笑いを誘発させる手法がありますが、まさに小松成美氏のリアクションはそれと同じような効果を一部視聴者に与え、みのもんた氏への賛同を促しているのではと思います。まぁ、めちゃくちゃ鬱陶しいと感じる人も多いとは思いますけどね(笑)



メモ2013/08/23 サラリーマンに聞いた上司部下の無理な要求


みのもんた氏:
打ち合わせ中に居眠りする奴、蹴り入れてやりゃあいいんだ!


これは明らかに体罰を肯定している発言です。もちろんみのもんた氏が言葉で体罰を肯定しても実際に体罰が行われるとは限りませんが、体罰が社会問題になっている昨今、このような冗談がエクスキューズとなって現在進行中のパワハラやイジメがさらに発展することも想定されます。そもそも女子柔道や天理大学の体罰問題などに激怒して球団している人物の発言として、また事あるごとに政治家の発言の言葉尻をとらえて激怒している人物の発言として、まったく整合性がとられていません。ちなみにみのもんた氏は約2週間後に次のように述べています。



メモ2013/09/06 天理大柔道部 暴行発覚 部長 暴力把握も理事就任


みのもんた氏:
しかしあれだね。教育・指導と言う名のもとに暴力を利用しなきゃあいけないってことはこれはもう最低なことなんだよね。指導とか教育するときに暴力は必要ない。逆にそれを否定なければいけないわけでしょ。それがね、こういうことになっちゃった。しかも事実が起きてしまうと我々が取材して初めてわかることがたくさんでてくる。やっぱりそこには隠蔽とか隠すとかそういう気持ちが非常に強く出てきちゃうんですね。


本当に自分の過去の発言にまったく責任を持っていないことがわかるかと思います。



メモ2013/08/23 サラリーマンに聞いた上司部下の無理な要求


与良正男氏:
僕は、究極の無理難題って言うのは、上司にね、死ねって言われたことなんです。3回4回ありしました。岸井成格って人ですけどね。でもね、死ねって言われんの認めてもらった証拠だと言われたよ。愛の鞭。


これはパワーハラスメントというものです。与良氏は勇気を出して告白したと思います。パワーハラスメントを行った上司である岸井成格氏は糾弾されるべきですし、きちんと真意を公の場で説明すべきです。「愛の鞭」という言葉がエクスキューズになるのであれば、パワハラはすべて許されることになってしまいます。そしてもし本当にジャーナリズムが重要なものであると思っているのならば、当然のことながら、公共の電波を使っているテレビ番組であるNEWS23をすぐにでも降板すべきだと思います。→[動画はこちら]



メモ2013/09/03 回収決定後も出荷継続 白斑被害拡大か(東京新聞)


アナウンサー:対応が後手後手になっているとも言えます。


みのもんた氏:なるほどね。でもね~あのカネボウ、回収決定後も出荷してたの?


アナウンサー:後からポツリポツリ出てきます。カネボウ化粧品が、美白化粧品で肌がまだらに白くなる白斑の問題を受け、社内の幹部会議で対象製品の自主回収を決めた後も、1週間近く出荷を続けていたことが分かったということなんです。多くの販売店は発表の当日までこの問題を知りませんでした。その間も通常通り店頭で販売していた。結果的に被害拡大を招いた可能性があるということなんです。カネボウとしては「相談窓口の開設などに時間が必要で、出荷を止めてしまうと事前に情報が外部に漏れて混乱を招く恐れがあった」と説明していますが、消費者庁としては「消費者を後回しにした」と批判しています。


みのもんた氏:三屋さん、美しくなりたい女性の気持ちがね。踏みにじられてしまいましたね。


三屋裕子氏:そうですね。皮膚にもねかなりやっぱりいろいろな問題が出てるし、やっぱり心の問題も結構これ大きいんですよね。


みのもんた氏:でしょうね~。


三屋裕子氏:自分がホントにあのね化粧品を使ってそれによってトラブル出てしまったって、ものすごくやっぱり。で、治るのかどうかもわからない。


みのもんた氏:だけど、回収していなかった。しかも出荷しちゃったっていうの、これなんか違いあったんですかね。


杉尾秀哉氏:だからちゃんと情報が上がってなかった。ここにも書いてありますけど。電機メーカーなんかだったらリコールするときには手順が決まってるんですけど、こういった人の肌に触れてものすごくセンシティヴなんだけれども、その対応って言うのがはっきり決まってなかったんじゃないんですかね。


みのもんた氏:これ日本だけでなくて輸出もだいぶしてるんでしょ。


杉尾秀哉氏:台湾とかアジアの国にも同じような症状が出ている人もいます。アナウンサー:ただ、一時的な被害ではないですからね。長期的に直らない。どうやって直せばいいのか、数年にわたって被害を訴える女性の方もいらっしゃると。


三屋裕子氏:誠意ある対応だけはしていただきたいと。


みのもんた氏:そうだね。本当そうですね。こうなったらもう。


「こうなったらもう」という発言は一体何なんでしょうか?これまでのカネボウ化粧品への[みのもんた氏の絶賛報道] は何だったのでしょうか?みのもんた氏は自分の発言に責任を持つべきであり、自分の発言がなぜ正反対の評価となってしまったのかを視聴者に明確に説明すべきです。




さて、多くの方がすでにご存じのことと思いますが、2013年8月30日の「朝ズバッ」の放送で、みのもんた氏がセクシャル・ハラスメントをしているような映像が流れてしまいました。この真偽について私は判断できませんが、少なくともいったいどのような経緯でこのような映像が流れたのかをみのもんた氏はきちんと説明すべきです。全柔連のセクハラに激怒して下記の例にあるように平素からセクハラを糾弾している人物には確実にアカウンタビリティーが求められます。



メモ2013/08/06 潜水お触り男逮捕 海水浴場(サンケイスポーツ)


みのもんた氏:なんだいこれ~。


アナウンサー:潜水お触り男が現れたという記事です。愛知県警は、中学3年の女子生徒の体を海の中に潜って触ったとして、名古屋市の35歳の会社員の男を逮捕しました。何があったかと申しますと、14歳の女子生徒、胸まで海に浸かって涼んでいたそうなんです。すると、突然腰や足に“違和感”を覚えました。何かに触られているような感触があり、それが何度か続いたと言います。恐怖を感じて海の中をのぞき込んだところ、人影がみえました。手を伸ばして下半身を触っていたといいます。この様子を監視員が目撃していました。男の行動を注視していたところ、女子生徒に近付いて痴漢行為に及んだことを確認。警備中の警察官に通報して、逮捕に至りました。この逮捕された男なんですが、妻帯者で、子供を連れて海水浴に来ていたそうです。「女性を触っていない。私ではない」と容疑を否認しているということです。


みのもんた氏:でもちゃんと見られてるんだからしょうがないよね。何考えてるのかね。海の中に入って海に潜ってさ。まったくまぁ。


アナウンサー:恐かったと思いますね。14歳ですからね。


みのもんた氏:どうすんの?こういうやつは。


アナウンサー:そうですね。これは本人は否定しているということなんですが。夏休み、何が起こるかわかりませんからね。お子さん同士で出かける時も十分気をつけてってところなんでしょうかね。


みのもんた氏:何てコメントしていいかわからない。


アナウンサー:コメントしにくいニュースではあると思います。


みのもんた氏:ホントにまったく。


音声ファイルを既にアップしています→[youtube]


これは、2013/08/06「みのもんたの朝ズバッ」で取り上げられたニュースです。「なんだいこれ~」「ちゃんと見られてるんだからしょうがない」「何考えてるのかね」「どうすんの?こういうやつは」というみのもんた氏のコメントには心から共感します。アナウンサーの人が言うように、海だけじゃなくて意外なところにもお触り男が登場する可能性があるので十分気をつけなければなりませんね。本当に何が起こるかわかりません。そうそう、ちゃんと見られてるのに本人は否定しているようですね(笑)。ちなみにみのもんた氏は、「パワハラと言われるならまだしも、セクハラなんてとんでもない。」と弁明しているそうです[→日刊スポーツ] 。この発言が何を意味するか論理的に考えると、少なくともパワハラと言われてもおかしくないようなことをみのもんた氏は犯しているという認識があるということです。




ところで・・・




みのもんた氏の次男が9月11日に刑事事件を起こしたようです[→産経新聞] 。この件に関してみのもんた氏には何の説明責任もないことを私は強調したいと思います。みのもんた氏の次男はすでに成人しているため、みのもんた氏には何の法的責任もありません。法治国家の日本において、この件をもってみのもんた氏を批判することは、上述した状況対人論証・連帯責任にあたります。普段から不当な状況対人論証や連帯責任を他者に浴びせているみのもんた氏ですが、このことでみのもんた氏を批判することはみのもんた氏と同じ穴のむじなになってしまうことを意味します。みのもんた氏を適正に批判するためにもこの件でみのもんた氏を批判するのは慎みましょう。そんなことで批判しなくても、この人物の発言についてはいくらでも論理的批判が可能です(笑)。そんな論理的批判を含めた続きは週末にアップしたいと思います。