山科 京都紅葉便り2011
毘沙門堂
京都の南東にある山科にある毘沙門堂は、
今年のJR東海「そうだ 京都、行こう」のキャンペーンの寺です。
参道の階段にある美しい紅葉が
ポスターで使用されるメインの風景になってます。
その階段の紅葉、
例年だったらとっくにクライマックスになっているところが[→2010年写真] 、
今年は遅れているため私が訪れたときにはサッパリでした(笑)
ただし、階段の奥にある高木の紅葉がこれまた素晴らしかったです。
そして境内の紅葉はすでにフルスロットル状態でした。
この紅葉だけでも十分見ごたえがあります。
さて、肝心の階段の紅葉ですが、ぼちぼち染まってきているようです。
勧修寺
門跡寺院でもあるこの寺、
メインの宸殿は京都御所から移設されたものです。
その宸殿前の紅葉がしっかり染まっていました。
有名な蓮池前の紅葉もいい感じで色づいてました。
随心院
小野妹子や小野小町や小野篁で有名な小野氏ゆかりの寺です。
見頃まではもうちょっとでしたが、こんな額縁の紅葉も一興かと思います。
醍醐寺
豊臣秀吉の醍醐の花見の舞台として有名なこの寺、
実は紅葉もとってもきれいです。
こちらは弁天堂の紅葉です。
池に映る構図がまた美しいです。
境内のあちこちで紅葉が見られます。
写真撮影禁止なので写真では紹介できないので、言葉で紹介しますと・・・
庭園の部分部分で紅葉が染まることによってそれがアクセントとなり、
パーツとパーツを有機的に結合させる役目を果たしているように感じられ、
権力者の財力に任せてめちゃくちゃたくさんの石や木を使って造られた
あの一見まとまりのない桃山庭園が
見事に起承転結をもった庭園になっていると思います。
何よりも庭の中心にある書院が最高の特等席になっているのが面白いです。
通常、禅寺などの方丈では仏像がある建物の中心ではなく、
その横にある客間が特等席になるのが普通です。
ところが、この三宝院では本堂が最も奥にあるため、
太閤秀吉がが座る書院が特等席になるべくしてなっています。
これぞこれまでの常識をまったく無視した(知らなかった?)
太閤にしかできないワザであるかと思います(笑)
紅葉の三宝院の庭、ホントに素晴らしかったです!!!
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