比叡山延暦寺 京都紅葉便り2011
京都の紅葉の進行があまりにも遅かったため
これが今年の京都紅葉便りの最初の一般記事です。
今年の比叡山延暦寺の紅葉も
去年より2~3日遅れていると思われます。
ただし、早く紅葉するものは比較的ノーマルだったようで、
横川中堂前の代表的な紅葉は既に散っていて
斜面に美しい敷き紅葉を見せてくれていました(写真↑)。
さて、この日の比叡山はしとしと雨が降ってまして
霧が山全体をカヴァーしてました。
私が写真撮ると「今日も青空で紅葉がきれ~い」って感じの
ノーテンキなお嬢チャマ写真が多いのですが(汗笑)、
さすがにこの日は、フィリップ・マーロウが佇んでいそうな
ハードボイルド系の写真を撮ることになりました(笑)
私も実は、胸が張り裂けそうに神経質な大人っぽい写真を撮りたいな~って
日頃から思っているのですが、
恐ろしいほどの晴れ女であるため(汗笑)、
なかなかチャンスに恵まれませんでした。
そんな中訪れた今回のチャンス、霧の比叡山の紅葉にチャレンジです。
まずは横川の元三太子堂から、
ちょっとハードボイルドなエクスプレッションで紹介したいと思います。
横川
境内に入るといきなり、青紅葉を残しながらも一部真っ赤に染まっている
複雑な紅葉と対面することになりました・・・
冷たく単調な灰色の地面を緋色の落葉が乱雑に汚しています。
じっと見つめていると、頑固なくらいの静寂が私を背後から襲ってきました。
西塔
場所が変わって、霧の浄土院・・・
張り裂けそうな空気が容赦なく全身に体当たりしてきます。
東塔
なんとか負の空気を振り切って、
彩色を失っている根本中堂にたどり着きました・・・
唯一正面の紅葉だけが、
本来この世の中に色があることを再確認させてくれます。
・・・ ・・・ ・・・
最後は、ゴルゴ13の真似でした(笑) チャンチャン
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