帰省する方々のラッシュが続いていますね。
毎年のことですが、お疲れ様です。
お子さん連れのパパ、ママ、ふるさとのおじいちゃん、おばあちゃんのところへ行かれるのでしょうか。
幼稚園ぐらいの女の子に、「これからどこへ行くのかな。」とインタビューしている場面が映し出されました。
その子は、
「福岡のおばあちゃんのところへ行きます。」
と、答え、
「何が楽しみ?」
という追加質問に、
「お年玉です。」
と、答えていました。
暮れも押しせまりましたね。「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。
さて、上記のやりとりを聞いていて、「へえ。親御さんね。お手本は。」と、感心したことがありました。
このくらいの年齢の子どもですと、往々にして、このような質問をされた場合、 「福岡のおばあちゃんとこ。」とか、「お年玉。」とかの答えになりがちです。
ところが、その女の子は、きちんと敬体の丁寧語で答えていました。
人が、物事を学ぶ方法の一つに、「まねをする。」というのがあります。
子どもが言葉を話せるようになるのは、周りにいる人のまねをするからです。
親が子どもに話しかけなければ、子どもは話し始めません。
子どもの言葉遣いは、そのほとんどを親から学ぶといってもよく、親が子どもに対して丁寧な言葉を使うと、子どもはそれを学習していきます。
親であっても、子どもに何かを頼むとき、「~お願いします。」と言えば、子どももそのように話し、「~ください。」と言えば、子どももそのように言います。
マナーについても、同様のことが言えますね。
あれこれうるさく言わなくても、親がモデルになって、子どもにやってほしいことをすればいいんですね。
挨拶もそうです。ご近所のおばあちゃんに、「おはようございます。」と、にっこりはっきり挨拶をしていれば、子どもはそれを見て、やがてそうするようになるでしょう。
靴をそろえることも、外出から帰ったら手を洗いうがいをすることも、まずは親がして、後は声かけをすれば、子どもは自然に学んでいきます。
きちんとさせようさせようとすると、子どもは反発するものです。
子どもというのは、親がこうしろと言う子どもにはならずに、親がやっているとおりの子どもになっていくものなんですね。
参 考 この時期に、こんな話も復習しましょうか。