サルスベリ12本 この有様で、今年は花が咲くのでしょうか? | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は風もなく穏やかな週末になりそうです。
 
さて、ここは祖師谷公園に続く
仙川沿いの散策道です。
川沿いに植えられているこの木は
樹皮がつるつるして猿も落ちるというサルスベリ。
大石橋から鞍橋に向かって歩いています。
 
落葉樹ですから今は葉は全部落ちているのは当然なのですが、
ごく最近、「枝切り」が行われたようで、
もっと枝があったはずなのに、
棒のようなこの有様です。
1本め、

 

2本目、まるで電信柱です。

 
太い枝も細い枝も切られてる。
 
3本め、
 
ぶつりと切られてる。
 
4本め、
 
本来ならこの時期、冬芽もついているはずですが、
まったく見えません。
 
5本め、
 
同じく太い枝がばっさりですが、
その脇から出ている小さな冬芽がやっと見えました。
このひょろっとした小枝からやっと芽を出したとして、
葉はどのくらい緑の木陰を作ってくれるのでしょうか。
 
6本め、
不思議と隣のシダレザクラは
剪定を免れたようです。
「切る、切らない」の基準はなんなのでしょう?
 
シダレザクラ同様、
サルスベリだって、花の少なくなる夏から秋にかけて
ピンクや白のふんわりとした花を咲かせて
道行く人の目を楽しませてくれます。
しかもサクラと違って、
サルスベリは花が咲いている時期が1ヶ月以上
と長いんです。
 
まだ続きます。
7本め、
ほとんど電柱のよう。
 
川沿いなのですから
せめて川のほうに向かう枝は切らなくてもいいでしょうに。
 
8本めです。
 
川沿いなのですから、せめて上に伸ばしてあげても
いいでしょうに、
丈もつめています。
 
9本め、
 
切り口はそのまま。
ここから菌が入って腐ったり、枯れていく危険があります。
 
10本め、
 
こちらはかなり育った木なのですが、
育てる気は切るほうにはないのでしょうか?
 
11本め、
 
今年はそれは到底無理でしょう。
 
12本め、
向こうに見えるのは鞍橋です。
大石橋から鞍橋の間の150mほどの間に植えられている
12本のサルスベリ並木は
遅めの春に芽吹き、その後は急速に葉を茂らせ、
真夏までには緑の木陰を作って
道行く人を日差しから守ってくれていたのですが。
 
そして夏には遠くからもわかるほどに
ピンクや白の花を咲かせてくれたのに、
今年は果たしてどれだけ花を咲かせてくれるのでしょうか?
何のために街路樹を植えたのでしょうか?