今朝は天予報に反して雨も上がりました。気温も高めでしっとりした空気が漂います。
さて、このところ落ち葉の裏表が気になってしかたがありません。
というのも、ある観察会で、ホウノキのあの長さ30㎝はあろうかと思われる大きな葉があたり一面に落ちていて、その裏表に関しての説明を聞いてからです。
ホオノキの落ち葉はなぜかほとんどが葉の裏を上にして落ちています(ホオノキは緑のときから葉の裏が白っぽく、茶色になって落ちるときも裏と表の区別が一目でつきます)。
解説者はあるとき2時間ほどかけて落ち葉の様子を観察したそうです。
ホオノキは、落ちる前は葉が内側に反っているので、地面に落ちたときは空気の浮力を受けてだいたいが木についている状態(表側が上)で地面に落ちるそうです。
ところがその状態で時間が経過すると、表面が乾燥するにつれて反り返りが逆になり、風などを受けるとひっくり返って裏面が上になる。というお話でした。
さて、ここは太極拳広場のコナラです。
落ち葉はほとんどの葉が裏側が上になっています。
これは最初からこの状態で落ちてきたのでしょうか。それともホオノキのように逆に反っていたのでしょうか。
でもこれは同じカーブを描いているのに逆向きに落ちてます。なぜ?
ほかの葉を見ると、これはヤマボウシ。コナラとは反り返りが逆ですが、裏が上になっている。
これはサクラ。反りはコナラと同じですが、コナラとは逆に、ほとんどが表が上になってる。
もしかして重い葉は重心が下にくるからかな?
これはポプラ。サクラ同様、表が上になってますね~。これもある程度重い葉です。
う~ん。どうも重さが関係しているような気がします。
ネットを探しても、明快な説明はありませんでした。
ちょっと面白かったのが、葉の裏表を上がお腹、下が背に例えて、人間は死ぬときはお腹をかばう姿勢になるから、葉も落ちるときは同じようにお腹を下にするのでは、という話でした。