今朝も北風ぴゅーぴゅーで寒いこと。気温は6.1℃ですが、体感温度は2℃くらいかな~。指先が出ている手袋だったものですから、そこから寒さが体の芯にまでじわじわときました。気持ちはつい先に行きたがるから気をつけなくては。
さて、先日みんなの森の手前の芝生にウメが新たに植えられたことはお伝えしましたが、今朝は大きなトラックが。
荷台には4~5mはありそうな大きな木が載せられていました。なんの木でしょう?
いやー大きい大きい。トラックの先までぎりぎりの大きさです。
根もこれまた大きなトラックにやっとどうにか収まったというかっこうです。
で、木なのですが、常緑樹、つやのある卵形の葉っぱ。
う~ん、見たことあるような、ないような。
ちょうどトラックに近づいてきた作業のお兄さんに聞いてみました。
「これは何の木ですか?」
「タラヨウです」
「あっ、タラヨウですか!葉っぱの裏に文字が書ける木ですよね」
「割と珍しい木です」
「祖師谷公園にはこれまで1本もありませんでしたから、うれしいです!」
「よくご存知ですね」
「木が好きなもので。この木は郵便局によく植えられているんですよね」
もっといろいろお聞きしたかったけれど、作業のお邪魔をしてもいけないので、失礼しました。
というわけで、これはうれしいニュースです。タラヨウは公園などでもときどき見られることがあって、タイサンボクにも似た厚手で、タイサンボクよりももっと丸みを帯びた葉が特徴です。
葉の縁は細かく鋭い鋸歯(きょし=ぎざぎざ)があって、鋸柴(のこぎりしば)の別名も。
そして、葉の裏側が白っぽくて、傷をつけると黒く変色するため、文字が書けるんです。
だからでしょうか、郵便局のシンボルの木として植えられていることが時々あります。
そうそう、私の所属する自然学校の講座で、このタラヨウに文字を書いて切手を貼って投函してみる、という試みをしたそうです。そしたら、ちゃんと届いた!そうです。
タラヨウ モチノキ科モチノキ属。本州の静岡県以西、四国、九州に分布。花期は5~6月。高さ10~20mになる常緑高木。雌雄異株(さて、この木はどちらでしょう)
タラヨウの名は葉にお経を書くインドの多羅樹(たらじゅ)にちなんで名付けられた。
花が咲くのかな~。雌雄どっちでしょう。楽しみです。