私立大学k獣医学部/獣医学科(1)(9月2日)で私立大学の獣医学部/獣医学科について書き始めました。手始めに、総資産、事業活動、教員数について表にまとめました。また、それぞれの概要を書きました。
加計学園傘下の岡山理科大学獣医学部(仮称)の施設建設費については、いくつかのウエブで、帯広畜産大学や北里大学との比較について書かれていました(ググればわかることなので、コピペしませんm(__)m)。
私は、別の観点から上野動物園(正式名称は「恩賜上野動物園」)について書きます。動物園は博物館と同じ範疇(はんちゅう)にあって、文部科学省が所管しています。上野動物園は東京都が管理しています。
上野動物園は「教育施設」なので、入園料は高くはありません。それでも、最先端の「動物医療センター」を2016年4月に建て替えました。建設費は約6億5千万円。診療手術室や X線CT室、検疫室、検査室など最新設備が揃えられたようです。
開園135年。今、上野動物園が最先端の動物医療センターになっている!
入園料が安いので、東京都が補てんしています。国内外から約400万人が来園します。赤ちゃんパンダの誕生でさらに来園者は増えるのでしょう。
全国各地に動物園があります。この前、孫と行った動物園ではパンダが人参を食べていました。入園料は大人(高校生以上)は600円、中学生以下は無料でした。
加計学園傘下の岡山理科大学獣医学部(仮称)の建設費について、私は本当のことは知りません。ただ、「ぼったくりバー」のような印象です。もちろん、建築面積や資材を細かく分析しないと比較はできませんが、上野動物園で6億5千万円なら、動物病院にそれほど建設費はかからないように思います。
動物園なら、今治市の職員も行ったことがあるでしょう。凡その見積もりで「高い安い」は分かりそうなものですヽ(`Д´)ノプンプン。それにしても、今治市の建築指導課は設計図のほか、証拠書類となる工事請負契約書のコピーは受け取らなかったのでしょうか?契約書には建築資材ごとの単価、数量があるはずですが…。
(2018年7月18日追記)
私立大学の経営状況はブラックボックスです。端的に言えば、4大監査法人までは言いませんが、ちゃんとした監査法人の監査報告が全部、出ているか疑問に思っています。
獣医学部については、昨年度に購入されるべき図書が納入されていないような記事があります。どうなんでしょうか?
(過去のブログ記事)