○●○●○●○●○● 2016.4.1.
十四川の桜

応援団 NO.205

進級おめでとうございます!



今年の春は、どんな春をお迎えですか?


私の今年の春は、

これまでと違って、

とてもあたたかくて

やわらかい気持ちを

運んできてくれました。


ちょうど甥っ子の受験と重なって、

教え子の合格の知らせに触れる機会が

例年になく多くて、

「よかった~♪」と

実感させてもらうことができ、

とてもうれしい春になりました。


そよ吹く風が頬をなでてくれるような、

どこか新しい場所へ心を運んでくれるような、

そんな不思議な力が、

「春」という季節には あるのかもしれませんね。


いいことばかりではないかもしれませんが、

「また、ここからはじめよう!」

という気持ちをもって、

また新しい一歩を踏み出していきたいものです。


子どもだって、

きっとそういう気持ちでいると思います。


「今年こそは!」と思っていることがあるかもしれません。

そういう「やる気」を見守り、

励まし、伸ばしてあげたいものですよね。



「今年の目標は?」 

この言葉をきっかけに、

今の子どもの思いをしっかりとつかんであげてください。

その言葉をどこまでも信じ、

毎日こつこつと続けていけるように

サポートしてあげてください。

私もいっしょに見守っていきたいと思っています。




また今年度も、いっしょにがんばっていきましょう。


よろしくお願いいたします。





<新年度のはじめにあたり>

「なんで勉強しやなアカンの?」・・・の問いに どう答えるか?!
 

小さな子どもは、

時々無邪気に

「なんで勉強ってしやなアカンの?」

と聞いてきます。


中学生、高校生になってからは

勉強の本当の意義に迷い、

「なぜ?」と悩んだりしていることでしょう。


私も教師時代何人かの子どもに聞かれた覚えはありますが、

何と答えていたか思い出せません。

今なら、本の引用ですが、

下記の言葉をかりて、

きちんと答えてあげたいと思います。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

(前略)

「 お父さんは家族の生活を支えるために働きにいっている。

お母さんは、お父さんがいつも元気に働けるように

炊事や洗濯をしている。

また、少しでもくらしがよくなるようにと、

昼の間、働きに出かけたりしている。


子どもは、いつか大人になって、

家族を養わなければならない。


泥棒でないかぎり、

ちゃんとした仕事をしなければならない。


その時、自分のやりたい仕事、

得意な仕事ができるよう、

その準備をしなければならない。

その準備が勉強だよ。

勉強は子どもの仕事なのだ。 」


「 しっかりした学力があれば、

自分の好きな仕事がやれるようになるんだ。 」と。


ですから、

子どもも将来の仕事のために、

いま準備するのだと思っていました。  


高度経済成長の始まる前でしたから、

こういった言い方は通用しました。


いまなら、どうやってやればよいのでしょうか。


それらの根っこになることを考えるのも、


やはり一定のしっかりした学力を必要とします。

もの知らずのままでは、

いつも運命のまにまにただよう

頼りない人生となります。


(後略)



「続・見える学力、見えない学力」(岸本裕史)より


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 
よい大学へ入って、

大きな会社に勤め、

お給料をいっぱいもらって…。


それに越したことはないと思いますが、

それが「目的」になってしまっては、

あまりにもさびしい人生ではないでしょうか。

その先にある「自分の人生」というものの意味、

それらを探すために、

考えるために、

「学力」というものが必要なのだということ。


自分の好きな仕事につくために。


未来の自分の家族を育んでいくために。


そして、その仕事を

もっともっと突き詰めて取り組んでいくための

「学力」「体力」「気力」を養うために、

勉強するんだということ。・・・。




「なんで、勉強せなアカンの?」と聞かれたら、

私はこう答えると思います。
 


「自分が好きな人生を、自分の手でつくり出すためだよ」と。




<参考記事> 応援団 NO.179 「私の本棚~その2」






ちょっとひとこと・・・

この春休みに

「自己紹介」(NO.206)を

改めて書き直したくなってやってみました。

よく考えると、

この「自己紹介」は、

毎年春に決まって書いているわけでなく

、たぶん余裕ができたときに、

思いついたときに、

どうもこれまでは書いていたようで。



今春、新年度に見直してみて、

なぜか、しみじみ思ったんです♪


・・・「そうか、おれって変わりたかったんや~!」と。






ひとの「好み」や「思うこと」って変わっていくものですね。





ライラック






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