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迷路脱出! 「うつ」との出会いから/宇津美 勲
￥1,404
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この本を書いて、もう６年になります・・・。
「宇津美 勲」は、ペンネームです。
すんごく前のことのように思います・・・。
そういえば、
この写真の１０冊が、
私とこの本との初対面でした・・・。
うれしかったな～！！！
と同時に、
「これは、誰の本？」
という不思議な感じがしたことを思い出します。
その時の感覚がなんだったのか、
それ以来ずーっとありました・・・。
それが今回、
知人の出版した本を手にしてわかりました・・・！
「名前」です・・・。
「宇津美勲」という名前は、
ペンネームであり、
私の本名ではない・・・。
それは、当然のことなのですが、
当時、
「書いた本人」が「私」であるとわかると、
「この人」は、「○○さん」というように、
私一人の「本名」を明かすことで、
私以外の、関係のする人々が
読んだ人によってはわかってしまうという、
知られては困るという、
また迷惑をかけてしまう人がでてくるかもしれない、
という危惧があったからなのです・・・。
一番の例でいうと「家族」です・・・。
娘は、中学校のとき、
この私の本を朝読書のときに持っていって読んで、
その感想文が選ばれ、
担任の先生からは、
「娘さんの名前を出してもよろしいですか？」
とまで聞かれました・・・。
きっと、まだまだ「うつ」に対する見方に
偏りがあったのではないか、と。
それは、誰よりも
この本を「ペンネーム」で出した、
私の心のなかにある「うつ」への偏見であった、と
今でも思っています・・・。
（ 関連記事→ 「娘の作文・・・」）
そういう気持ちが強く、
編集者の方とも相談をして
ペンネームにしたのでした・・・。
数ある本の中には、
著者名がペンネームの方もたくさんいます・・・。
ベストセラーを生みだした方も。
芸能人だってそうです・・・。
このブログの「ハンドルネーム」だってそうです・・・。
本名でなく、
「ペンネーム」「芸名」でご活躍の方も大勢います・・・。
そんなふうに思うと、
私は、やっぱり「本名」の名前でしか
自分自身を認めることはできない人間なのだろうな・・・ということ。
私は、私であり、
生まれた時からの、「本名」の、
この名前でしか、
自分自身で実感することができないのだろうな～と、
やっと、
出版したころの妙な感じの原因がわかりました・・・。
この本は、「ペンネーム」で出された時点で
もう私本人の手から離れて
世に出て行った作品なのだなぁ、と思うのでした・・・。
「宇津美さんが書いた本やろ？」っていう感じです・・・。
６年も経ったら、
そんなふうに自分の本を見て、思うのでした・・・。
そんなふうに思うのは、
「ペンネーム」「ハンドルネーム」に慣れていない、
素人の「私」だからなんだろうな、と・・・。
「本名」で勝負する、ということを、
（「勝負」というわけじゃないけど）
それ以上に
自分の過去、現在を
まっすぐに
ありのままに、
そのまま
表現できることの「強さ」みたいなものは、
「本名」であればこそ、みたいな
どんな本の世界にも、
どんな世界にも
これ以上
「自分」を見つめるという確認作業が
きちんとできるのかな？なんて、
・・・すんごい感じました。
もうずいぶん前の出版だし、
アマゾンさんでも
もう仕入れ先からの取り寄せみたいで、
お届けまでには、少し時間がかかりそうですが、
よかったら、
ちょっと気になったりしたら、
読んでみてください・・・♪
(o^-')b
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