行きたくない名古屋 vs 勘違いかとぅ | katoo the world

katoo the world

お笑い系デスメタルバンドFUJIYAMA、世界の大統領かとぅのブログ

https://twitter.com/katoo3000
https://www.facebook.com/fujiyama.metal/

名古屋市が「ライバル」7都市と比べた魅力度を各都市で調査した所、名古屋は「行きたくない」街ナンバーワンとの結果が出た。
アンケートを実施した河村たかし市長は、愛知県との意見交換の場で繰り返し嘆いた。

名古屋市は東京23区と札幌、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡の7市に住む20~64歳を対象にインターネット調査を実施。

「最も魅力的に感じる都市」に名古屋を選んだのは全体の3%で最下位。
首位の東京23区(22.4%)の7分の1だった。
「最も魅力に欠ける都市」は大阪市(17.2%)を引き離し、30.1%に上った。

名古屋が「魅力に欠ける都市」かどうかは、私には分からない。
そもそも「都市」と言う抽象的なモノに「魅力があるか?」と問われても、難しいだろう。

私にとっての名古屋と言えば、居酒屋「かえるの九八郎」、居酒屋「末広屋」、ラーメン「ラーメン大」、焼肉「うまい亭」、激盛定食「貴乃家」、洋食工房「パセリ」...と、ダイナミックな食に満ちた地である。

特に台湾料理「味仙」の“名古屋名物台湾ラーメンアメリカン”は、出鼻から「名古屋名物じゃねえ!」とラジカルに叫んでしまうグローバルさではあるが、このデタラメ感こそが名古屋を象徴しており、私は名古屋が好きでならない。

孤高とデタラメの名古屋めし↓

街としても、昭和初期から変わらぬ街並みの「大須観音」や「熱田神宮」、地下に張り巡らされた歓楽街が面白い「栄~伏見」、外国に迷い込んだかのディープな街「女子大小路~池田公園付近」...と、それぞれに味わい深い。

確かに名古屋市内の観光地は薄いが、少し足を伸ばした周辺地域に魅力的な観光地は多々ある。

それを見ずして、「最も魅力的に感じる都市」などとザックリ問われても、此方も答え様が無い。

私は、今回のアンケート対象になった東京、札幌、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡と、それぞれの都市に楽しみがあり、趣きがあり、魅力的な闇がある事を知っている。

だから「最も魅力的に感じる都市は?」と言うアンケート自体が愚かだと感じずにいられない。

…と、思ったらこのアンケート、名古屋市が実施したモノであり、自ら集計した結果、「最も魅力に欠ける都市・名古屋」となった訳で、コレは中々にお茶目な結果だ。

他の都市にチャチャを入れながら、「何だかんだ言って、おみゃ〜さんら、名古屋が好きなんだがね!」としたり顔で聞いてくる、その勘違いブリが嫌われるし、実に名古屋人的だとも言える。

私は名古屋と言う都市は好きだが、そんな勘違いで厚顔無恥な名古屋人らしさは、ホント嫌いだ。

そもそも日本の7都市での比較とか、発想の範囲が狭すぎる。

銀河系とは言わんが、せめてアフリカ、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの五大陸で比較すべきだ。

この発想こそが世界の大統領などと名乗っている、勘違いで厚顔無恥なる私かとぅである。

かとぅ