プレッシャー?? | WITH HOPE!!

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在英14年目、イギリスの生活を愛し、楽しんでいるMiyukiです。
イギリスで細々と演奏活動をしているので、クラシック音楽の話題、日常、イギリスの姿をお伝えしたいと思います。
バレエが好きで、ロイヤルバレエの公演を主に観ているので、その感想も。

 やはり、今日は完全にダウンでした。 それでも、夜になって、熱も下がったし、だるさも軽減されたので、一安心。

 朝は全く体を起こすことができなくて、教えを明日に移動させていただくことができたので、明日は教えです。

 壊れたのか?と思うほど夜8時まで寝てしまっていたようです。


 

 1月にコンサートをしたところの主催者の方からのメール、一昨日のコンサートの時に聴きにいらしてくださった方々から言われたこと、共通しているのは、私のプログラムについて。

 『プログラムがおもしろい。 聴いたことがない曲がたくさんあって、興味深かった』


 確かに、ランチタイムコンサートでも、夜のコンサートと同じような曲を弾く人が多いし、私のように小品をたくさん弾く、というピアニストは少ないです。

 大きい曲の方が聴き栄えもするし、私だってそういう曲を弾きたい、と思うこともあります。


 でも、私自身が誰かのランチタイムコンサートを聴きにいく時、ランチタイムから、重い曲を聴くと、音楽家の私でさえ、つらいのです。

 だから、なるべく、そのような曲を避けるようにしています。

 それに、皆、同じような曲ばかり弾いていますし。

 

 他の楽器と比べても、何倍もの曲がピアノの為に書かれています。

 だったら、皆がなかなか弾かないような曲を紹介するのも私らしいかな?というのが私の考え。

 

 小学生だって弾けるかもしれないけれど、ルービンシュタインがアンコールピースとして弾いていたシャブリエのスケルツオ・ヴァルスを弾いたり、リストが後年よくプログラムに含めていた自身が作曲した、『愛の賛歌』を弾いてみたり。

 シベリウス、というと、交響曲や、ヴァイオリン協奏曲が思い浮かびますが、素敵なサロン・ピースがピアノの為にいくつも書かれていますし。

 

 これから弾いてみたい曲、私の本棚には、たくさんあって、一昨日は疲れ果てて家に帰ってきたのに、早速、本棚から楽譜を取り出してきて、次に何をやろうか、迷っていました。


 チャイコフスキー(これは私の定番)、グラナドス、リスト、ブゾーニ、などなど、決してマイナーな作曲家ばかりではありませんが、弾きたい曲がかなり溜まっています。

 幸い、この1年半で初めて、一昨日コンサートで演奏した後、その日はずっと指が痛かったけれど、昨日には痛みがなくなりました。 いつもは、3日間は痛みが続いていたので、私にとっては、大きな進歩。

 エシュパイのトッカータも問題が無く弾けるようになったし、指もだいぶ回復してくれているようです。

 ということは、もちろん、ここで気を緩めることはないけれど、弾ける曲の幅が広がりそうです。

 この1年半は、かなりセーブして弾いていましたからね。


 

 プログラムを楽しみにしてくださる方が増えるのは嬉しいですが、次にそこで演奏させていただく際、どんなプログラムにするのか、少々、プレッシャー。

 10日後のケンブリッジのプログラムを週明けには送らないといけないですし、また、コンサート関連のやりとりがしばらく続きそうです。