快晴、夏のような気候に恵まれた一日でした。
ShrewsburyのThe Gatewayにて、ランチタイムコンサートでした。
ここは、アートセンターのようなところです。
昨年1月に続いて、2度目。
ここでは、毎月第4週目木曜日にランチタイムコンサートを行っています。
どうやら、昨年私のコンサートにいらしてくださった方が、あの日本人ピアニストを是非今年も呼んで欲しい、とご要望くださったそうで、再びお声をかけていただくことができました。
60人、70人で少し余裕があるくらいの空間。
ピアノは、スタンウェイのフルコン。
昔、バーミンガムのBBCスタジオで使用していたものだそうです。
プログラム:
モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330
グリンカ/バラキレフ: ひばり
シベリウス: 舟歌、 ワルツ 作品24-10,5
チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番
エシュパイ: トッカータ
アンコール; シャブリエ: スケルツォ・ワルツ
エシュパイのトッカータはだいぶ調子が戻ってきました。
シューベルト/リストのウィーンの夜会 第6番はホロヴィッツがよく弾いていましたし、シャブリエのスケルツォ・ワルツは、ルービンシュタインがアンコールによく弾いていました。 この二人の仲ってどうだったのかしら?なんて思ってしまいました。
何度も弾いている、チャイコフスキーの『ロマンス』、今日ほどおもしろい演奏ができたことはありません。
今日は、あまり何も考えずにはじめたのですが、音を出した瞬間に、クランコ振付のバレエ、『オネーギン』の第3幕のこの曲がオーケストラ版で使われる場面が鮮明に浮かびました。
このところ、『三人姉妹』の方が浮かびやすかったので、ちょっと驚き。
最初は、ずっとオネーギンの気持ち。 中間部になったら、自分が、あの真っ赤なタティアーナのドレスを着ているように思い、タティアーナの気持ち。 後半は、オネーギンのもがき。
何も考えていないのに、次から次へと新しいアイディアが出てきたので、非常に興味深かったです。
ウィーンの夜会は久々に弾いたと思いますが、国は違うけれど、10月にロイヤルバレエで観た、アシュトン振付の『ラ・ヴァルス』の雰囲気をだせたらな、と思いました。
聴きにいらしてくださった方々が、色々とお声をかけてくださいました。
カーディフで育ち、私が5年間勉強した、王立ウェールズ音楽、演劇大学のジュニアコースに通った、とおっしゃる方がいました。
昔は、カーディフ城の中に学校があったので、カーディフ城の中でレッスンを受けられたことがある方です。
また再びお声をかけていただけるようなので、とても楽しみにしています。
とてもよい疲労感です。
今は、バーミンガムを出て、ロンドンに向かう列車の中。
遠回りをすることになったので既に、ロンドン到着は20分遅れ、といわれていますが、ロンドン到着は、30分遅れになるでしょう。