シュリューズバリー、The Gateway コンサート | WITH HOPE!!

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在英14年目、イギリスの生活を愛し、楽しんでいるMiyukiです。
イギリスで細々と演奏活動をしているので、クラシック音楽の話題、日常、イギリスの姿をお伝えしたいと思います。
バレエが好きで、ロイヤルバレエの公演を主に観ているので、その感想も。

 快晴、夏のような気候に恵まれた一日でした。

ShrewsburyのThe Gatewayにて、ランチタイムコンサートでした。

 ここは、アートセンターのようなところです。



WITH HOPE!!-110224 the gateway

 昨年1月に続いて、2度目。

 ここでは、毎月第4週目木曜日にランチタイムコンサートを行っています。

 どうやら、昨年私のコンサートにいらしてくださった方が、あの日本人ピアニストを是非今年も呼んで欲しい、とご要望くださったそうで、再びお声をかけていただくことができました。

WITH HOPE!!-110224 the gateway inside


 60人、70人で少し余裕があるくらいの空間。

 ピアノは、スタンウェイのフルコン。

 昔、バーミンガムのBBCスタジオで使用していたものだそうです。


 プログラム:

  モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330

  グリンカ/バラキレフ: ひばり

  シベリウス: 舟歌、 ワルツ  作品24-10,5

  チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5

  シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番

  エシュパイ: トッカータ


 アンコール; シャブリエ: スケルツォ・ワルツ


 

 エシュパイのトッカータはだいぶ調子が戻ってきました。

 

 シューベルト/リストのウィーンの夜会 第6番はホロヴィッツがよく弾いていましたし、シャブリエのスケルツォ・ワルツは、ルービンシュタインがアンコールによく弾いていました。 この二人の仲ってどうだったのかしら?なんて思ってしまいました。


  

 何度も弾いている、チャイコフスキーの『ロマンス』、今日ほどおもしろい演奏ができたことはありません。

 今日は、あまり何も考えずにはじめたのですが、音を出した瞬間に、クランコ振付のバレエ、『オネーギン』の第3幕のこの曲がオーケストラ版で使われる場面が鮮明に浮かびました。

 このところ、『三人姉妹』の方が浮かびやすかったので、ちょっと驚き。

 

 最初は、ずっとオネーギンの気持ち。 中間部になったら、自分が、あの真っ赤なタティアーナのドレスを着ているように思い、タティアーナの気持ち。 後半は、オネーギンのもがき。

 何も考えていないのに、次から次へと新しいアイディアが出てきたので、非常に興味深かったです。

 

 ウィーンの夜会は久々に弾いたと思いますが、国は違うけれど、10月にロイヤルバレエで観た、アシュトン振付の『ラ・ヴァルス』の雰囲気をだせたらな、と思いました。


 聴きにいらしてくださった方々が、色々とお声をかけてくださいました。

 カーディフで育ち、私が5年間勉強した、王立ウェールズ音楽、演劇大学のジュニアコースに通った、とおっしゃる方がいました。

 昔は、カーディフ城の中に学校があったので、カーディフ城の中でレッスンを受けられたことがある方です。


 また再びお声をかけていただけるようなので、とても楽しみにしています。



 とてもよい疲労感です。

 今は、バーミンガムを出て、ロンドンに向かう列車の中。

 遠回りをすることになったので既に、ロンドン到着は20分遅れ、といわれていますが、ロンドン到着は、30分遅れになるでしょう。