読書と英語 | WITH HOPE!!

WITH HOPE!!

在英14年目、イギリスの生活を愛し、楽しんでいるMiyukiです。
イギリスで細々と演奏活動をしているので、クラシック音楽の話題、日常、イギリスの姿をお伝えしたいと思います。
バレエが好きで、ロイヤルバレエの公演を主に観ているので、その感想も。

 雨の一日でした。

 

 明日からはバレエ三昧の一週間です。 そのかわり、来週はゼロ。  

 ということで、今日は家でおとなしくしていました。 やることが色々と溜まっていますから。


 

 昨日、ふらっと立ち寄った、ディスカウントの本屋さんの子供本コーナーで懐かしい本を見つけてきました。

 

 赤毛のアン。

 子供コーナーに置かれていた本ですが、簡易版ではない文字だけの本。

 

 イギリスに初めてきた年、あまりにも英語ができなくて、それプラス学校の勉強が大変で、とてもとても本を読む時間はありませんでした。 それまでは、読書が趣味だったのですが。


 こちらへ来てから半年以上経って公立図書館の子供の本のコーナーでやっと本が読めるようになりました。

 今から思うと笑ってしまうけれど、あの頃は英語の本が読めた自分自身に感動したものです。

 私は、それくらい英語ができなかったし、英語が嫌いだったのですから。


 あの頃、英語ができるようになったら、是非、赤毛のアンの原書を読みたい、と思っていたことを昨日思い出しました。

 母の影響もあるのか、『赤毛のアン』とか、『若草物語』が大好きでした。

 『若草物語』は数年前に原書を読みましたが。


 懐かしくなって、格安になっていたこの本を買ってきました。 今は再び、『高慢と偏見』を読み返しているから、これが終ったら『赤毛のアン』を読もうかと思います。

 その前に、『不思議の国のアリス』を読まないといけないかも。 今月末から、世界初演、クリストファー・ウィールドン振付の『不思議の国のアリス』のバレエ公演が始まりますから!

 

 中、高校時代の英語の先生方は今の私を信じられないでしょうし、信じたくないでしょうね。

 私だって、まさか、日本語よりも英語で読む方が楽なときが来るとは、思っていませんでした。

 

 今、英語で苦労している中学、高校生に伝えたいです。

 今、英語ができなかったら、それはそれで学校の勉強は困るかもしれないけれど、人生、数年後にはどうなるのかわからない、ということ。

 日本では英語ができないと、全てが駄目、という烙印をおされてしまう部分がありましたから。

 

 強制的に受けさせられる全国模試なんて、学校内の偏差値は40以上いったことはなかったような気がします。

 日本の大学に進む予定がなかったから、受験勉強を一切していない、というのもありますが。

 でも、イギリスの大学へ行きたかったのだから、普通の人だったら、英語をがんばって勉強すると思うのです。

 でも、それをやらなかったのが私。


 私は言う資格がないけれど、言葉は本当は道具。

 それが必要になったら、がむしゃらに食らえついていくもの。

 

 今年はサマーコースに参加したいから、そろそろ久々にロシア語を真面目に勉強しようかな、と思います。

 2年間抜けているので、恐ろしい。

 私が得意なロシア語なんて、シャルーニヤ、シャルーン(いたずらっこ)と、パンチキ(お指ちゃん)。

 1週間ロシア人に囲まれて、ロシア人の男の子のヴァイオリンのレッスンでの伴奏をして、覚えるのはこれくらい。

 やっぱり、長期間その言葉の環境に飛び込まないと私のような人間は覚えなさそうです。