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     家庭のパソコン医学 第82号:2006/8/6発刊

    発行部数:2,366部
        まぐまぐ:889部、メルマ:141部、
        メルマガ天国:165部、カプライト:787部、
        E-Magazine:220部、メロンパン:164部

 http://www.sandfin.com/magazine/katei-pasokonigaku.html

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▼このメルマガは、
 自分が実際に経験したパソコンのトラブルについて、
 その内容、解決法、予防法のほかにパソコンの基礎知識・用語等の
 紹介と説明をしていきます。
 多少作者の偏見も入っているかもしれません。
 ご了承の上、お読みください。
 注※対象はWindowsのみです。Macユーザーさんごめんなさい。
 (*- -)(*_ _)ペコリ


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 ▼ もくじ
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〆 メンテナンストラブル

   【いつまで経ってもデフラグが終わらない】

   【起動時にチェック(スキャン)ディスクが始まるのはなぜ?】

〆 「ウイルスセキュリティZERO」コラム

〆 今週のパソコン用語
   本文の中で注釈(※~)が付いている用語の説明

〆 お知らせ

〆 編集後記

バックナンバーはこちら
http://www.sandfin.com/magazine/katei-pasokonigaku.html#backnumber




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 〆 メンテナンストラブル
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 こんばんは、しむくです。今号のテーマは、メンテナンスについて多
くいただいている質問の中でチェックディスクとデフラグのトラブルに
ついてご紹介したいと思います。誰もが一度は経験したことがあるので
はないかと思います。特に大きなことではありませんが、自分の経験と
照らし合わせて確認にしてみてください。


【いつまで経ってもデフラグが終わらない】

 デフラグ(※1)は、パソコン内のデータ(ファイル)の整理整頓をす
るメンテナンスです。インストールやダウンロード、コピーでファイル
等が増えていくと、ハードディスク内でバラバラになり、それによって
速度が低下していきます。デフラグは、バラバラになったファイルを整
理整頓することによって、ファイルアクセスの最適化をします。デフラ
グ後は速度が若干早くなることもあります。

 デフラグは、ハードディスクの大きければ大きいほど処理にかかる時
間が長くなります。(ただし、使用量が少なければ短いです。例:同じ
100GBのハードディスクでも一方の使用量は20GB、もう一方は50GBだった
場合、デフラグの処理時間は全く違ってきます。)最近のパソコンは少
なくとも20~30GBの容量があると思いますので、30分以上は普通にかか
ってしまうと思います。

 上記以外の要素で時間がかかってしまうことがあります。それは常駐
プログラム(※2)やその他プログラム等がハードディスクにアクセスし
ている場合です。基本的にデフラグを実行しながら他の処理をすること
は可能です。ですが、デフラグ以外のプログラムが動くことでハードデ
ィスクにアクセスがあると、デフラグは処理を中断してしまいます。

 以上のことからデフラグを実行する場合は、常駐プログラムを含めた
その他のプログラムが全く起動していない状態で行うのが理想的です。
しかし、常駐プログラムはその性質上むやみに設定を変更するとトラブ
ルが起こる可能性がありますので、理想の環境でデフラグを実行するの
は難しく感じられます。

 ここで提案するのは「セーフモード(※3)でデフラグを実行する」で
す。セーフモードは、元々Windowsにトラブルがあって動作がおかしくな
ったときに使うトラブル修復用の起動形式です。Windowsが動くのに必要
最小限なドライバ(※4)・プログラムしか使いません。したがって、デ
フラグを実行するのに最適な環境とも言えます。

 実は「セーフモードでメンテナンス」というテーマは、第32号【セー
フモード】(2005/7/10 発刊)で紹介しています。タイトルがセーフモ
ードですので、最近読み始めた方にはメンテナンスについての内容があ
るとは気付かないですね。

 半日経っても、1日経ってもデフラグが終わらないという方は、上記
のようにセーフモードで実行してみると良いと思います。デフラグの処
理時間は、パソコンの機能も含め様々な要素でその長短が変化しますの
で、できる限り処理をするのに最適な環境で行うように心がけてみてく
ださい。

第32号【セーフモード】(2005/7/10 発刊)
http://ameblo.jp/katei-pc-igaku/entry-10011786264.html



【起動時にチェック(スキャン)ディスクが始まるのはなぜ?】

 続いてチェックディスクについてです。これもほとんどの方が経験し
ていることではないかと思います。チェックディスクは、エラーを探し
て(修復)処理をするプログラムです。

 基本的にはデフラグ同様、手動で実行するものですが、Windowsがフリ
ーズ(※5)したときに再起動した場合や、停電により電源が突然切れて
しまって正常にシャットダウンできなった場合等にWindows起動の際に勝
手に行われることがあります。

 チェックディスクは、処理が始まる前に何かキーを押すとその処理を
キャンセルすることが可能です。チェックディスクもデフラグと同じよ
うに時間がかかってしまうため、キャンセルされる方も多いのではない
かと思います。

 しかし、これには大きな問題があります。手動で実行したものではな
い場合、つまりフリーズ後の再起動や、電源落ちから起動し直した場合
は、ハードディスク内にエラーになってしまったデータ(ファイル)等
がある可能性があります。ましてやフリーズから復帰の場合は、フリー
ズの原因になっているものがエラーなわけですから、チェックディスク
を行って処理した方が良いのです。

 なぜその度にチェックディスクで処理した方が良いのかと言うと、こ
のようなエラーを放置しておくと、最悪の場合Windowsを再インストール
しなければならなくなるほどの症状になることがあるからです。

 会社でパソコンを見てても感じていますが、大抵半年ごとにパソコン
がダメになってしまう人は、この自動で行われるメンテナンスも「時間
がない、面倒くさい」等の理由でキャンセルしてしまっています。仕事
が忙しいので気持ちはわかりますが。

 そのやって放置を続けると、この小さなエラーが積もり積もっていき
ます。それによってある時期に突然Windowsが起動しない、というような
症状が起こります。想像できると思いますが、こうなるとWindows壊れた
原因というのは小さなエラーの積み重ねですので、特定することはでき
ません。

 上記のことから、自動的に行われるチェックディスクは大事な処理で
すので、キャンセルしないでそのまま行うようにしてください。そのと
きは時間がなくてできない場合でも、近いうちに手動で処理をするよう
にすれば大丈夫だと思いますので、忘れないようにしてください。




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 〆 「ウイルスセキュリティZERO」コラム(不定期)
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 今週は特にありません。




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 〆 今週のパソコン用語
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【※1 デフラグ(defrag)】

別名:ディスク最適化
 記憶装置内のファイルを先頭から再配置し、空き領域の断片化を解消
すること。また、デフラグを行なうユーティリティソフト。「デフラグ
メンテーション」(defragmentation)の短縮語。


【※2 常駐プログラム(resident program)】

 OSと同時に起動し、そのまま常に起動しているプログラムのこと。

 アンチウイルスソフトやインスタントメッセージングソフトなど、常
時システムを監視する必要があったり、常に起動していないとサービス
が受けられないようなソフトが常駐プログラムとなる。

 常駐プログラムは、通常はインストールの際にOSの起動時に自分も起
動されるよう自動的に設定するが、ユーザが設定して任意のプログラム
を常駐させることもできる。


【※3 セーフモード(safe mode)】

 Windowsの起動モードの一つで、トラブル修復用のモード。

 ドライバの不具合等があると、Windowsが起動しなくなる事態が生じる
ことがある。このとき、起動中に特殊なキー操作を行なうことによって、
付加的な機能を読み込まず、起動に最小限必要なドライバなどだけで起
動することができる。これがセーフモードである。

 画面の見た目や操作方法等はあまり変わらないが、画面の解像度や同
時発色数が変更できなかったり、一部の周辺機器が使えなかったりとい
った制限がある。あくまでもWindowsの設定を確認し、起動できるように
調整するためのモードである。


【※4 ドライバ(デバイスドライバ)】

 周辺機器を動作させるためのソフトウェア。OSが周辺機器を制御する
ための橋渡しを行なう。単に「ドライバ」と呼ばれることもある。周辺
機器の仕様や制御方法は製品によって大きく異なるため、OSが単独です
べての製品をサポートすることはできない。このため、周辺機器メーカ
ーは自社製品を制御するためのデバイスドライバを提供し、利用者はそ
れをOSに組み込んで使用する。


【※5 フリーズ(凍る)】

別名:freeze, 固まる
 コンピュータの動作が停止すること。「ハングアップする」「フリー
ズする」と同義で、ソフトウェアの不具合や周辺機器の誤作動、重大な
操作ミスあるいはケーブルの不十分な結線などが理由で生じる。特にキ
ーボードおよびマウスが入力を受け付けない状況を「キーボードが凍る」
「マウスが凍る」と呼び、特定のアプリケーションが停止したことを
「アプリケーションが凍る」、ネットワークからの応答がない状況を
「ネットワークが凍る」など言う。障害を取り除くためにショートカッ
トキーによるアプリケーションの切り替えや再起動、さらには強制的な
リセットなどといった作業が必要になることもある。



『IT用語辞典e-Words』より
http://e-words.jp/




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 〆 編集後記
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『家庭のパソコン医学』
発行責任者:しむく shinmk2@gmail.com

プロフィール:
夜間大学に通いながらプログラマーとして社会人の世界に入る(大学2
年から)。サラリーマンが嫌になり、大学4年の時に辞め就職活動もせ
ずバンドを始める。バンドが趣味の域を越えなかったため、勤めている
ベンチャー企業の仕事の方に力を入れ始める。
この頃からパソコン内科医として活躍w
情報システム部、総務、財務を兼任することになり今に至る。
現在、行政書士受験生として法律の勉強に励んでいる。

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