こども園でチェアヨガをやらせていただきました! | 知ってみよう「マインドフルネス」

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マインドフルネスセラピストのkasogaです。
マインドフルネスを「具体的にわかりやすく!」を
意識して、お伝えしていきます。
オンライン瞑想レッスンも行っています。

昨日は、楽しみにしていたこども園でのチェアヨガデーでした。

 

 


 

4歳児、5歳児クラスの子どもたちを対象に順番にお部屋で40分ずつやらせていただきました。

昨日は初回だったので、ヨガって何?というお話と、呼吸って、何?というお話をはじめにさせていただきましたが、子どもたちがヨガや呼吸について、自分なりに考えを発言してくれる姿がとても印象的でした。

 

取り組みの中で

「自分の考え方、感じ方には正解もバツもないんだよ。」

「自分の中では何を想っても大丈夫なんだよ。」

という言葉をかけることができて、そのような場面を経験させていただけることを、とても嬉しく想いました。

 

 

呼吸運動の説明場面↓

 

 

 

 

 

ポーズが終わった後、どんな風に体や心が感じたのか教えてくれますか?と子どもたちに問いかけたところ、「胸のところに空気がいっぱい入ってきた!」や「息が体にたくさん入った」と言った発言が聞けて、また「ごはん110杯食べたくらいお腹がパンパンになった!」なんてユニークな感想をくれた子もいて、子どもたちの自由で伸びやかな感性に脱帽!といったところです。

 

こういった子どもから生み出された自由な言葉を私はとっても愛しています。

 

 

↓体操の途中の「変なポーズしてみよう!」でフルスイングの私です。笑

 

 

「心のことでも何か思ったことがあったら教えてくれるかな?」と尋ねたときに、「なんか、心があたたかくなった」と言ってくれた子もいました。その感想を「自分も言いたい!」と思ってくれたようでしばらく5人くらいその感想が続きました。


子どもながらに「その発言、いいやん。採用!」という感覚があるのでしょうね。とても面白いです。

 

本日取り組んだのはラクダのポーズといって、胸を大きく広げるものなのですが、気持ちが前向きになるという効果があると言われているポーズでもあるので、それを感覚として感じとってくれたことに感動しました。


子どもって、本当に感性の塊ですね。

一緒にいるだけで私の心もキラキラ反応していました。

 

↓子どもたち、とても積極的で嬉しかったです!

 

 

 

尊くて、本当にありがたい時間でありました。

 

終わってから「ありがとうございました」の挨拶で締めくくったら、4歳児の子どもたちから自然に手拍子が起きて、そのまま見送ってもらえて、まるでエンターテイナーのような気持ちになりながらお部屋を出させていただきました!笑

 

なんて可愛いのでしょう!

 

「たのしかったー!」←本当!?ありがとう!

「嬉しかったー!」←先生も嬉しいよ!

「先生、好き!!」←ポニョみたいで可愛い!

「また来てくれるー?」←来るで来るでー!

 

たくさんの、宝物のような言葉を受け取らせていただきました。

「1月も来るよー!」と言いながらさようならしました。

 

ヨガの前に行った呼吸に集中する運動や、声の出し方、出る時の力の入り方、姿勢を感じるというワーク、そして椅子を並べる時に大切にすることのお話。

 

どれも子どもたちが私の目を見て聞いて、考えて、それぞれに話してくれたこと、とてもありがたい時間でした。

特に5歳児クラスの子どもたちは、自分なりの考えを発言する力がたくさん発揮されていて感動しました。

 

↓たっぷりの呼吸を音楽に合わせて実践中のシーン

 

 

↓姿勢がいい時と悪い時の息や声の違いを感じるワーク

 

 

 

 

・自分なりに考える力を持つこと。

・自分の発言に丸やバツをつけないこと。

・いつも譲ってあげることがいいことではないということ。

・優しい言葉を使うこと。

 

 

↓「たっぷり呼吸すると心が元気になるんだよ」のお話し中

 

 

チェアヨガクラスの最中に私が織り交ぜた大切な言葉たちが、子どもたちの心の根っこに残っていきますように。

とても有意義で楽しい時間を過ごさせていただきました!

 

 

↓5歳児クラスの子どもたち、ポーズに関しては流石の理解力です。

 

 

子ども園の先生方も一緒にやってくださって、

 

「一緒にやってみて気持ちよかったです」と言ってくださったり、

 

「子どもたちからあんな風に自分の感覚や心のことが言葉で出てくるんですね。感心しました」

 

「普段みんなの前で発言するのが苦手な子が、自分の感じた事を発言していてびっくりしました」

 

という感想もいただけてとても嬉しかったです。

キッズヨガをさせていただいて、私は子どもたちという存在そのものが本当に大好きだなと改めて感じました。

 

 

そして私自身にも重要な課題を課しておりました。それは

 

「相手の言動を、自分の褒め言葉や表情、声色の変化を用いて、自分の都合のいい方へと誘導しない」ということです。

 

これは強く意識しておかないとうっかり顔に出てしまうので、自分の内側への集中を絶やさぬように心がけていました。

 

「私も自分に集中!」どんな意見が出てもジャッジメントしない。

特定の意見を褒めるようなリアクションをしない。

的外れな事を話していても困惑した顔をしない。流さない。

 

具体的にいうと、「いいねぇ!すごい!は使わない。誰に対しても、話してくれてありがとう。たくさん考えてくれてありがとうと答える。」という事を強く意識して行うという事です。

 

全ての反応にニュートラルに反応する事。

これがなかなか、その場の反射的感情(歓喜、賞賛、否定、賛同、困惑、拒否、不可解というような細やかな感情反応)を子どもが発言した瞬時に自分の内側に見つけ、それらを声色や目の動きに出さないように冷静に対処するという事なので、スーパーマインドフルネスなのです。笑

 

やってみるとかなり自分の内側に静けさと集中が入ります。

それでも、少し子どもにはバレてしまった一面があったように想います。

子どもの方がアンテナが敏感ですからね。恐れ入りました。

 

子どもが発言してくれた事をみんなに聞こえるように大きな声で繰り返していたのですが、その時の声色や表情にももっと注意深さが必要だなと想いました。


次回はお坊さんでも心に宿してみようかと想います。笑

 

大人や先生が「それがいい」「こうする方がいい」と直接言わなくても、子どもたちは大人の発している雰囲気や表情、声色、目の動きを本当によくみています。

 

大人が「それでも大丈夫だよ」と言っても表情が少しでも曇っていると、子どもは「やっぱりやめてこっちにしとく」なんて、自分の判断を変えたりすることが本当によくあります。

 

その時に大人が「私もそれがいいと思ってたんだー。一緒だね!」なんて笑顔を向けてしまうともう効果覿面ですよね。


子どもは大人のそんな反応がとても嬉しくて、ますます大人の喜ぶものを選択することが上手になっていきます。

 

こんな事を書いていると、「自分が保育士だった頃、自分の褒め言葉は、自分にとって子どもたちを都合の良い方へと導いていくために使ってしまったことがたくさんなるなぁ」と、切ない気持ちになってしまいますが、

過去は過去。

それでもたくさん愛していたことは変わらない事実です。

 

今の私がこうしていこうと思っている事を、信じてやっていこうと想います。

 

子どもにも大人にも届けたいマインドフルネス。

日本以外の先進国では義務教育にもなっているけど、その根底にあるのは禅の心、原始仏教なのですから、もともと日本人の心に根付いているものが海外で積極的に取り入れられているという矛盾を感じています。

 

日本のいまの文化は外から入ってきているものがほとんどです。流行も、会社組織のあり方も。ところが海外では禅に習おうということが最先端なのです。


私自身はそこまで禅というものの知識を深めているわけではなく、あくまでも人が自分を大事にすることの実践法についての勉強を日々取り組んでいるのですが。

 

マインドフルネスに関しては、日本人は、日本らしさを取り戻せばいいだけなのではないかと感じています。

自然と調和して、太陽に感謝して、深い慈しみの心を持って自分を見つめ、そして人に優しくする。

 

そんな世界で私は生きていきたいです。

だから、伝え続けます!

 

幸せな時間を過ごさせていただいたあじさいこども園様には深く感謝申し上げます。


来月もお会いできますこと、楽しみにしています。