アエロフロート イリューシンIL-96   モスクワ | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

ロシアが誇る長距離仕様の大型機、イリューシンIL-96について。


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アエロフロート イリューシンIL-96


唯一SUのフリートに残るイリューシン社(ロシア)製造の航空機

2011年8月現在、6機確認されており、モスクワから国際線がアンタルヤ(トルコ)、

ラルナカ(キプロス)の2路線、国内線がフライト時間10時間近い極東2路線に投入されて

いるのみ。欧米の燃費の良い飛行機に押されて活躍の場が減ってきています。



以前にも書きましたが、この飛行機は床下貨物室から階段を上って客室へと搭乗することが

できます。独特な飛行機を多く生み出したロシアの航空機産業よ、もっとがんばれ!!


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国内線の駐機場に並ぶIL-96

稚内のすぐ対岸のユジノサハリンスク(サハリン)行き、ペトロパブロフスク・カムチャツキー

(カムチャッカ半島)行きの2便が並んでいます。10時間かかる国内線っていうのも

日本では考えられないこと。かつてシベリアが島でもないのに流刑地だったという

のも頷けます。最近、一川防衛相の「シビリアンコントロール(文民統制)」発言が話題に

なりましたが、政敵をシベリア送りにすることを「これぞシベリアンコントロールだ」

誰かが言っていたのをふと思い出しました。


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ターミナルFの事務所のドアには何とソ連時代のアエロフロートIL-86のポスターが

30年以上も?貼りっぱなし! きっちり「アエロフロート ソビエト航空」と書いてあります。

これは貴重なポスターなので、絶対に剥がさないでほしいですね。




2011年8月 モスクワ・シェレメーチェボ空港