イタリア北東部 フリウリ＝ヴィネチア・ジュリア州はオーストリアやスロベニアとの
国境に位置するため、様々な文化の影響を受け料理も独特です。
（州都はトリエステ）
今回食べたのは久しぶりのフリウリ名物「チャルソンス」
チャルソンス
手打ちのラビオリにシナモンで味付けしたジャガイモのピューレを詰めた甘いパスタ。
砂糖とシナモンの甘み、燻製チーズの塩味、ミントの香りと様々な要素が絡んだ
フリウリ州のパスタです。この時期にお勧めです。
（左）フリウリのホットワイン（ビーノ カルド）
フリウリ出身のシェフの知人直伝のレシピ お店に着いてまずこれを飲めば体がポカポカです。
（右）ロシアンサラダ
何故か世界各地にある「ロシア風サラダ」。それはポテトサラダと相場が決まってます。
（左）燻製チーズとひよこ豆のスープ
こちらも冬の定番。温まりますね。
（右）ナポリ産サラミ スライサーで切りたて
（左）パプリカとトマトクリームのキタッラ ジプシー風
ギターの弦のような器具で作る切り口が四角くコシのあるアブルッツォ州のパスタ
キタッラは私のお気に入りパスタ上位。
普段は羊の煮込みソースと合わせますが、今回は珍しくクリームソース！
ジプシー風とは「野菜のカラフルな色どりが名前の由来では？」とシェフ談。
（右）常陸牛のトリエステ風グーラシュGulasch alla triestina
パプリカをふんだんに使ったハンガリー名物のシチュー。北東部トリエステは
中欧の入り口なのでそれらの国の料理も食べられています。
茨城県特産の常陸牛がトロトロに煮込まれていて美味しい。
食後酒
（左）ヴィンサント 甘いデザートワイン ビスコッティとともに。
（右）グラッパ・ディスティラート・ドゥヴァ 38度と相当強いのでこれで体を温めて外へ。
シェフは今年も１月末から2月上旬までイタリアへ田舎料理の研究に行くそうです。
帰国後にどんな料理が出てくるのか楽しみですね。
イタリア田舎料理 エヴィーバ 柏 （旧 まがーり）