埼玉県八潮市でまだ未踏のパキスタン料理店がありました。
その名はシャージ。パキスタン人のシャーさんが経営するパキスタン・インド料理
レストラン兼ハラール・ショップです。(正確にはシャー・ジー)
「八潮市役所周辺のカレー屋では一番日本人率が高いお店」という前評判をキャッチして
いたのですが、実は「ウルドゥー語の裏メニューがあるのでは?」と邪推してました。
(日本人率が高い理由は、周辺では唯一アルコールが置いてあるからか?)
しかし、店員にウルドゥー語で話しかけても日本語で返された上に「日本語メニュー」を
渡され、それでもしつこく「パキスタン人用の裏メニューはないのですか?」
「パーヤーはできる?」とウルドゥー語で食い下がったのですが、「ないです。」と英語で
返されました。
どうやら店員さんはパキスタン人ではないか、もしくはパキスタンのウルドゥー語以外の
言語の話者のようですね。
※日本語メニュー、ごく一般的な北インド料理のアラカルトでしたが、日曜日は特別な
ビリヤーニーがあると書かれています。
さて、そんなわけで日本語メニューからチキンカラーイー(カラヒ)を注文。
油ギッシュなチキンカラーイーの登場です。味付けはパキスタン人を意識した
もので、香辛料も効いており普通のお店よりはレベルが高いです。
ここのカラーイー用のチキンはタンドリーチキンを使ってるのでしょうか?下味が
ついてました。青唐辛子がバリバリに効いていてかなり辛めです。
ここのナーンは全種類丸型のようです。せっかくだからアールー ナーン(ジャガイモ入り
ナン)を注文。具材はスパイシーなジャガイモ、玉葱、青唐辛子でした。
チャ―エーは日本人に対する気遣いから砂糖を自分で入れるタイプ。
(右)店内が意外と広いのにはビックリ。外見からは想像もできません。
ひっきりなしに入店してくる民族衣装を着たパキスタン人たちは、レストランではなく
隣のハラールショップに食材を買いに来ているようです。
彼らは店員とウルドゥー語や日本語、英語を混ぜてやりとりしています。
店員さんの出身がすごく気になったので日本語で聞いてみました。
結果はウエイターはネパール人、シェフはインド人でムンバイ出身でした。
オーナーだけがパキスタン人。彼らはネパール語とマラーティー語の話者なので
ウルドゥー語はあまり通じないわけですね。
お店のパンフレットに書かれた「本場インド人シェフが作るパキスタン料理」という
記述は間違っていなかったのです(笑)
お会計は明朗会計ですが、カレー、ナーン、チャイで何と1700円!!
都内並み、もしくはそれ以上に高いです。
「カラチの空」や「アルカラム」なら2人分のお会計ですよ。
(左)お店の入口。場末のスナックを改造したような感じを受けます。
左側の扉を開けるのに勇気が必要。外からでは営業してるかどうかも不明。
(右)ハラールショップを併設。Cheapest in Japanという文言が印象的。
パキスタン人客が多数来店してました。
シャージ パキスタン・インド レストラン
”本場インド人シェフが作るパキスタン料理”
SHAH JEE PAKISTANI INDIAN RESTAURANT
(八潮店) 埼玉県八潮市中央1-21-3
(草加店) 埼玉県草加市瀬崎町612