北京週末旅行から戻りました。今回のテーマは「シルクロードを味わう」
先日暴動のあったウルムチは危険なので、代わりに北京で本格的な新彊ウイグル料理を食べようと
いう企画です。
せっかくのなので機内食からシルクロード気分にしたいということで久しぶりにパキスタン航空を
利用してみました。まずは旅の概要から。
往路に利用したパキスタン航空
PK853 成田/北京/イスラマバード/カラチ行き A310
北京離陸後はシルクロードに沿ってタクラマカン砂漠上空を飛行しヒマラヤを越える、いわば
「シルクルート」です。昔、このルートを何度も利用しましたが、特に帰り便から見える景色が
とても素晴らしくてお気に入りの路線です。
今回、パキスタンの治安悪化もあってパキスタンへ向かう日本人客はほとんどいませんでしたが、
成田からの乗客は途中の北京まで利用の日本人が若干名。あとは帰国するパキスタン人と
中国人留学生らしき人が半々くらいで機内は結構混みあってました。
また離陸前のお祈りも健在で成田からパキスタンやイスラームの雰囲気を体感できる
フライトです。詳細なフライト日記は後日公開します。
(左)成田の97番ゲート前は民族衣装を着たパキスタン人で大混雑。
隣のゲートのJALソウル行きのお客さんが興味津々に見てました。
北京の大雪による到着機材遅れで若干遅延するようです。
(右)機内食はパキスタン料理と中華からの選択
パキスターニーはマトンコルマとバスマティ米でした。午後3時過ぎという中途半端な
時間のランチにもかかわらず激旨で完食
パキスタンは厳密なイスラム国なのでアルコールのサービスはありません。
(詳細は後日レポートします)
(左)霧で視界不良の北京首都国際空港第2ターミナルに到着。空港には雪が積もってます。
私はここで降機しますが、飛行機はこの後もイスラマバード、カラチへと向かいます。
入国審査を終えたらタクシーで市内のホテルに向かいます。
タクシー乗り場では順番抜かしを繰り返されて、いつまでたっても最後尾
(右)空港周辺から24km先の北京市内まで大渋滞。タクシーに乗って2時間経っても
北京市内の入口付近までしか到達できてません。お腹もすいてきたので予定変更。
途中、建国門付近でまったく動かなくなったので、運転手さんにお願いして
ホテルへ直行せず光華路へ向かってもらい直接レストランへ。
(タクシー 120元 約1600円)
夕食 「北京小王府」 北京家庭料理のお店 (51元 約650円)
濃厚な北京料理を満喫
夕食後、渋滞が激しいので国貿駅から地下鉄でホテルへ。
ホテル内にあるスパでマッサージ 2時間430元(約5000円)
■2日目 北京 快晴 最高3℃ 最低-6℃
今日は気持ちのいい北京晴れ。 しかし、-6℃は寒い!!
(左)宿泊先のノボテル新僑飯店前を走るトロリーバスと自転車(崇文門)
トロリーバスは旧社会主義国ではよく見かけますね。
(右)市内には雪が残っています。この時期外れの大雪は何と干ばつ対策の人工降雪だった
との当局説明に北京市民は憤慨しているとニュースでやってました。過去にオリンピックや
パレードの時も飛行機を使って雲を動かして天候操作をしてしまった国ですからね。
天候を人為的に操作して、地球に影響はないのか心配です。
1日目にマッサージとタクシー代で持ち金をほとんど使い果たしたので質素に過ごす2日目。
(1万円しか両替してなかったのです)
(左)朝食は怪しげな大衆食堂「四川小吃」で質素にお粥。(八宝粥 1元 =約13円)
この時間帯はお粥、豆腐脳と点心のみで四川料理メニューはありませんでした。
(右)王府井の北京市百貨大楼と北京菓子の老舗「稲香春」で買い物した後、
(左)今回のテーマはシルクロードでした。
ということで、北京工人体育場前にある新彊ウイグル料理店でランチ。
写真はウイグル式のナーン
ウイグル料理はシルクロードで繋がる中央アジアやインド・パキスタン等の料理と
中国料理とが融合したような料理で、スパイスも控えめ。羊ばかりではなく野菜を使った
料理も多くて日本人にも親しみやすいです。さすがは中国全土から人が集まる首都
北京だけあって地方の料理も超本格的です。
ランチ後、タクシーで空港へ。(73元)
(右)パキスタン航空は週2便しか飛んでいないので帰りは全日空を利用。
先月末に就航したばかりで話題のNH1286 北京-羽田線に乗りました。
ところで、今月号の機内誌「翼の王国」にはイタリアのロードレーサーの工房を訪ねる
特集記事が掲載されていました。大変興味深かったのでお持ち帰りしました。
定刻より早い19:50に羽田空港到着。
羽田は都心に近くて便利ですが、私の住んでいる柏は成田の方が近いので微妙です。
22時に帰宅。
今回の旅で食べた中国料理やフライト日記については後日、順次詳細を更新していきます。