成田で弟と合流して3人でデリーへ向かいます。
奥さんと弟は今回インドは初めて。さて、どんな旅になることでしょうか?
飛行機はいつものエアインディアですが、機体デザインが新しくなってました。
エアインディアが誇る最新鋭機 B777-200LR
普段はUAのお古のB777-200ですが、この日はニューヨーク線に投入されているLR型が
突然の機材変更で成田にやって来ました。
これはラッキーです。ここ最近は成田にA330も飛来しています。
昔のカラーリングに比べて随分と垢ぬけたもんです。
それでもヒンディー語表記と窓の寺院カラーは健在。
B777-200LR型のエコノミーの豪華さには驚かされました。実に快適です!!
しかも座席は長時間でも座り心地抜群!
タッチパネル式液晶テレビは迫力の大画面。言語が英語、ヒンディー、タミル、マラヤーラム、
マラーティー等から選べるところが多言語国家インドを象徴しています。
シートポケットには相変わらずいろんな形のイヤホンやヘッドフォンが入ってました(笑)
統一しなさいって。
CAさんは制服がチェンジしたみたい。サリーとパンジャービードレスの2パターン。
そして久々に日本人CAさんも復活したようです。
■エセベジタリアン・日本人
機内食は私がノンべジ(左)と奥さんがべジ(右)
ノンべジはチキンカレー、べジはパラックパニール(ほうれん草とチーズ)
どちらもアールーゴビ(ジャガイモとカリフラワー)のサブジがつきます。
アーモンド添えご飯はカルダモンが効いています。デザートはキール。
日本のインド料理屋さんよりよっぽど美味しいです。さすがTFKさん。
面白かったのはノンべジ、べジ(菜食主義)で予約していたのに二人ともノンべジが
配布されたこと。やはり夫婦でノンべジ、べジというのはインド人から見たらおかしいの
でしょうか?インド人CAさんに説明しても変な顔してました。
ノンべジの家庭では全員ノンべジが普通なのでしょうか?
とりあえず奥さんのメインだけべジの皿に取り換えて 「前菜はノンべジだから気をつけてね」
と念を押されました。インド人にとってノンべジ、べジはその日の気分によって変えられるような
ものではないのです。
以前、べジタリアンのインド人女性に
「肉を食べてみたいとは思わないの?」って質問したら、
「幼い頃から野菜しか食べてないから、食べたいとも思わないわ。」
と答えられてなるほどと思ったことがあります。
結局、CAさんが探し回ってべジの前菜を見つけてきて、取り換えてくれました。
これで完全なべジタリアン食の完成です。
(左)参考までに、弟は同じ便のビジネスクラスを利用したので写真を借りました。
ビジネスクラスのミールは皿が豪華になっただけでエコノミーと大差なさそうです。
まあカレーならこれで十分ですけど。
※但しシートは180度フルフラット近い仕様でエコノミーと大きく差がありました。
(右)機内誌 ナマスカール
中国・雲南省からミャンマーのマンダレー付近に侵入、インパール上空からインド領に
入りました。コルカタ上空を過ぎ、右手にヒマラヤ山脈が見える頃に到着前の軽食が
配られます。サンドイッチの具はチーズ、もう一種類がトマトときゅうり。けっこう美味です。
離陸後8時間40分後にモヤで視界不良のデリー・インディラガンディー国際空港に着陸。
時刻は16時40分。久しぶりに明るい時間に到着しました。
近代的で巨大な第3ターミナルが工事中ですが、現行のターミナルは相変わらず貧相です。
降機した途端にインドらしい香りに包まれます。
そして何の予告もなくわかりにくい場所に検疫があり、イミグレで検疫に追い返される人が続出。
しかも検疫申告用紙を探し求めて右往左往する到着客たちで空港ホールは大混乱。
さすがインドの役人は利便性を考えていない。。。
さっそくのインドの洗礼に少々緊張気味の奥さんと弟なのでした。