【杭州料理】 食通の杭州人を魅了する老舗 天香楼  (浙江省杭州市) | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

2008年1月12日ディナー  杭州市・天香楼


ただいま中国・杭州から戻ってまいりました。これから数回にわたって杭州グルメ紀行を

UPします。まずは初日のディナーから。1927年創業の老舗「天香楼」です。

ここは伝統的な杭州料理から中国各地の料理まで何でも揃う大型店です。

入店した17:30には地元客で大盛況。


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龍井蝦仁  70元   


河エビの龍井茶葉炒めです。味付けは薄味で河エビの素材の持ち味を楽しみます。

物足りない場合は写真の酢醤油をかけていただきます。
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西湖醋魚 28元 (=約450円)


杭州名物の草魚(淡水魚)の煮物・甘酢あんかけ。30~40cmの凄いボリュームで

両面に肉がぎっしりついています。味はやや泥臭く、うちの奥さんは苦手だそうですが、

私は平気。ただ、この草魚というのは小骨が多いのが気になりました。




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東坡肉(トンポーロー)  12元 (=約200円)

超有名な杭州名物・東坡肉(トンポーロー)。杭州滞在中に各店で東坡肉の食べ比べ

をしましたが、私たちにとってここ天香楼のものがダントツ一番美味でした。

五花肉(皮付き豚の三枚肉)を甘くて濃厚な醤油と紹興酒・砂糖・生姜のタレで長時間

煮込んで作ったものです。

プリプリでとろっとした豚の背脂と肉が絶品で日本の豚の角煮からは想像もつかない味。

本場杭州で一度食べたら病みつきに。角煮の好きでないうちの奥さんもすっかり気に

入った様子です。

これは中華街ではなく、ぜひ本場杭州で食べることをオススメします。



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(左)トンポーローは陶器の容器に入って蓋をした状態で運ばれてきます。


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(左)夫妻肺片【四川料理】 22元 中国人がおつまみ好む料理。牛タン、牛レバー、牛の

   ハチノス、キュウリを使った辛い炒め物です。しかし変な名前ですね。

   思わず箸が進みます。


(右)瓢香醤帯魚 16元 タチウオの干し物 醤油風味 北海道の鮭とばのような味



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砂鍋  12元

中国の至るところで見られる砂鍋レストランですが、名前がマズそうで入ったことが

ありませんでした。もちろん砂なんて入ってません。野菜や魚の入ったさっぱりした

スープでした。尚、この砂鍋、本場はシルクロードのようです。


今回の旅行中で最も満足度の高いレストランでした。


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天香楼 (杭州料理)


中国浙江省杭州市延安路447号