樫野のミッション② 恒常的な投票率のアップ | かしのたかひとマインドマップ

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かもめ地域創生研究所
理事
樫野孝人のブログ

「恒常的な投票率のアップ」とは、
つまり既存の組織票だけで投票結果が左右されない状態を意味しています。


いわゆる無党派層、浮動票の投票をどう促進するかです。


今や最大の党派は無党派だと言われるほど、この層が動く動かないが政局を決めます。


そのためには市民の政治意識の向上、参画機会の増加が不可欠です。


それも「風が吹いたから」「争点が明確だから」

「特別な問題の是非があったから」投票率が上がるのではなく、
通常の状態でもベースの投票率が底上げされているのが重要なのです。


また、せっかく意識が向上しても投票するに値する人材がいないとか、
選択肢が少なすぎると「選びたくても選べない」という現実も多々あるでしょう。


そういう意味では「候補者の選択肢の多さ」はとても重要です。


お店がお客様に満足してもらえる指標の一つに
「品揃え」というのがありますが同じことです。

選択基準の明確化」については、
政治家の評価=宣伝活動の巧拙ではなく、人格・能力・実績の評価、となるように変革することです。


私たちは人の話やテレビにかなり刷り込まれています。


毎日毎日、駅に立って演説をしている政治家を
「よく頑張っている」と思ってしまったり、
(特に雨の日は2倍効果があると政治家自身が言うほどですから、
いかに宣伝効果に誤魔化されているか!)
田んぼにスーツのまま入って来る姿に感動したり(笑)。


そしてTVで毎週見ると活躍しているような気がしたり。


これらは、すべて宣伝活動です。


毎年バス旅行に一緒に行って、
よく知っているので「人柄が良い」と混同したり、
息子の受験や就職を世話してくれたり、

病院への入院待ちの順番を早くしてくれたりすることを能力がある、と勘違いしたり。


こんな裏技の能力を発揮してもらいたいのではなく、
議会で市や国を動かす力を発揮して欲しいのです。


私たちはその政治家の市会での発言回数、内容、
各議案に対する賛否、調査費なるものの使途、その成果、どこまで知っているのでしょう?


その政治家は何を実現したいと思っているのでしょう?


何を使命と考えて日々行動しているのでしょう?


私たち自身が政治家を見る目を再点検するべきだと痛感しています。


(第三回につづく・・・)