金正恩の狙い | 朝倉新哉の研究室

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平昌五輪が終了したら、アメリカが北朝鮮を攻撃するのではないか、

などという話もありましたが、

それとは全く逆に、米朝首脳会談が実現してしまうという驚きの展開となりました。

いったい金正恩の狙いは何なのか。

また六か国協議のときのように、

核開発を放棄するかのように見せかけて援助を引き出し、

それを元手に、さらなる核開発を進めようというのか?

と思ったところで、

あ、もしかしてノーベル平和賞を狙ってるんじゃないのか?

と思いました。

 

イギリスのBBCは、

金正恩ではなく、文在寅がノーベル平和賞を受賞するのではないか、

という見方をしているようです。

 

>>>

韓国紙「BBCが文大統領のノーベル平和賞の可能性を報道!」→「共産主義者だと言われてるよ」

 

10日韓国メディアは、

「ムン大統領、うまく行けばノーベル賞…失敗すれば再度崖っぷち局面」

という記事の中で、

英BBCの記事を引用して、

ムン大統領の対北朝鮮政策の成果によってはノーベル平和賞を受賞するかもしれない

と報道しました。

 

紹介されていたBBCの記事:

ムン大統領は、英紙とのインタビューの中で

「母は家族の中で唯一、韓国に逃げたてきた人である。

 その母は90歳だ。母の妹はまだ北朝鮮に住んでいる」

とし

「母の最期の願いは妹との再会だ」

と述べた。

一連の会談は、内情が読みにくい国との大博打だ。

しかしもしも、ムン大統領がその成功に貢献すれば、核戦争の脅威は遠ざかる。

文氏はノーベル平和賞を受賞するかもしれない。

このニュースに韓国人から反論の声が上がっていました。

BBCの原文には、

韓国メディアの記事では紹介されていなかった、

ムン大統領に対する侮蔑的な内容が、記事文頭から書かれていたからです。

 

原文:South Korean President Moon Jae-in – dupe or genius?

訳:韓国のムン・ジェイン大統領は、騙されやすいカモか天才か?

South Korean leader Moon Jae-in is either a diplomatic genius or

a communist set on destroying his country and

US President Donald Trump is either a master of brinkmanship or

a pawn in a more devious game – depending on who you speak to.

訳:韓国のムン・ジェイン大統領は、

  外交の天才なのか、国を破壊する共産主義者なのか。   

  アメリカのドナルド・トランプ大統領は

  瀬戸際外交のやり手なのか、よりずる賢い政治ゲームの駒に過ぎないのか。   

  評価は誰と話しているかによって違ってくる。

 

引用元:BBC「Trump and North Korea talks: The political gamble of the 21st Century」

>>>

http://kaigainohannou.info/2018/03/11/heiwasho/から抜粋して引用。

 

 

2000年に南北首脳会談を実現させたということで、

当時の韓国大統領 金大中が平和賞を受賞しましたが、

会談の相手であった金正日は受賞できなかったことを考えれば、

金正恩が受賞するというのは、考えにくいかもしれません。

しかし、中央日報は、以下の記事で、

金正恩、文在寅、トランプ氏の3人がノーベル平和賞を取るのではないか、

と言っています。

 

>>>

【噴水台】文在寅・トランプ・金正恩のノーベル平和賞共同受賞が可能だろうか

 

2018年03月12日09時06分

 

[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

 

「私の発明品が平和条約より早い平和を呼び起こすだろう」。

女性平和運動家のベルタ・フォン・ズットナーが

平和会議の出席を要求すると、アルフレッド・ノーベルが言い返した言葉だ。

ノーベルには強い兵器が戦争を抑制するという信念があったが、

一時秘書であり一生の友人だったズットナーの説得で平和賞の制定を遺言書に残した。

このような誕生のいきさつのためだろうか、

ノーベル賞6部門のうち平和賞のように論争がつきまとうものもない。

政治・時代的状況が絡み合って様々な論争が絶えなかった。

1974年佐藤栄作元首相(1964~72年再任)の受賞は

ノーベル平和賞の最大のエラーに選ばれる。

彼は 在任中に

「核兵器を持たず、作らず、持ち込まさず」

という

「非核三原則」を表明して賞を受けた。

しかし、実際には

ニクソン米元大統領と

「有事の際、核兵器の沖縄米軍基地への持ち込みを許容する」

という秘密協約を締結した。

核兵器を保有はしないが、製造能力は持っている必要がある

という外務省報告書が作成されたのもこの時だ。

安倍晋三首相の祖父らしく本性は核武装論者だったが、これを隠したわけだ。

1994年パレスチナ解放機構(PLO)のヤーセル・アラファート議長が

イスラエルのイツハク・ラビン元首相およびシモン・ペレス元外相と共同受賞した時は、

ある審査委員が「テロリストに賞を与えた」として辞退した。

1973年ヘンリー・キッシンジャー米元国務長官が

ベトナム平和協定を導いた功労で賞を受けたが、

共同受賞者だったベトナムのレ・ドク・ト政治局員は

「祖国にはまだ平和が来なかった」

として受賞を拒否した。

レ・ドク・トの言葉通りにベトナムは直ちに再び砲煙に包まれた。

大統領就任初年度、核縮小への努力を理由に受賞したバラク・オバマは

「業績でなく言葉で賞を受けた」

という批判を浴びた。

金大中(キム・デジュン)元大統領さえ

平和賞の代価で北朝鮮の核開発に向けた時間稼ぎを助けたという攻勢に苦しめられた。

 

南北と米朝の2度にわたる首脳会談を控え、 すでにノーベル平和賞への期待が浮上している。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領、トランプ大統領、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の

共同受賞が取り上げられたりもする。

数十年間韓半島(朝鮮半島)を覆ってきた核危機が一挙に解決されれば、

ノーベル賞も惜しくないだろう。

だが、越えるべき山は高く、行くべき道のりは遠い。

もしかして米国と北朝鮮の間に挟まって右往左往するのではないか心配だ。

失敗すれば、今よりさらに険しい崖っぷちだ。

強い兵器が平和につながるというノーベルの信念が再び呼び起こされないように望むばかりだ。

成功すれば、論争のない「クリーンなノーベル平和賞」はおまけについてくるだろう。

イ・ヒョンサン/論説委員

>>>

http://japanese.joins.com/article/442/239442.htmlから引用。

 

 

韓国メディアらしく、間違いやおかしな考えが散見されます。

佐藤栄作元総理の受賞を”最大のエラー”と言っているのは、いかにも韓国メディアですね。

日本人の受賞が(それも韓国人よりも先に受賞したのが)、気に食わないのでしょう。

佐藤氏の受賞には、少々問題があるようですが、

世界的に”最大のエラー”などという評価なのかというと、それは違うと思います。

後述しますが、金大中の受賞のほうが、はるかに問題です。

今からでも剥奪してもいいほど”汚い受賞”です。

佐藤氏を”安倍晋三首相の祖父”などと、明らかな間違いもしています。

安倍総理は、佐藤氏の兄である岸信介の孫であって、佐藤氏の孫ではありません。

 

>金大中(キム・デジュン)元大統領さえ

>平和賞の代価で北朝鮮の核開発に向けた時間稼ぎを助けたという攻勢に苦しめられた。

などと、金大中の受賞が価値があるかのように言っていますが、

金大中の受賞こそ、”ノーベル平和賞最大のエラー”と言われるべきだと思います。

 

>>>

2000年に史上初の南北首脳会談を実現させたとして受賞した

大韓民国(韓国)大統領の金大中も、

政権発足当時から受賞のために組織的な「工作」を行っていたことや、

会談の相手国である朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に

5億ドルを不法に送金していたことが、

後年アメリカに政治亡命した

大韓民国国家安全企画部(現・韓国国家情報院)の元職員によって暴露され、

「カネで買った平和賞」 との批判が巻き起こった。

いずれも、受賞当時には知られていなかった事実が明るみに出ることで、

平和賞受賞者として相応しかったのかという議論が長い間続いているケースである。

>>>

ウィキペディア 「ノーベル平和賞」から抜粋して引用。

 

ノーベル賞最大の汚点ではないですか?

今からでも剥奪すべきですね。

 

金正恩単独でのノーベル平和賞受賞はないでしょうが、 共同受賞ならありうるでしょう。

金正恩としては、

いかにも核開発を放棄するかのように見せかけて、ノーベル平和賞をもらい、

もらったあとは、核開発を再開して、アメリカに届くICBMの実戦配備を実現させる、

という一石二鳥を狙ってるのではないか、と。

 

現時点では、アメリカに届く長距離のICBMは完成していないでしょう。

ノーベル賞をもらうためには、

これを一旦凍結して、核開発を放棄したように偽装するぐらいのことはやるでしょう。

そうすれば、ノーベル賞という名誉と核戦力の完成という実益の2つが手に入るわけです。

 

こんなやつがノーベル賞をとったりしたら悪夢ですね

http://lagartense.com.br/4730より転載

 

トランプ大統領は、支持率が低く、大統領としての評価も低いですから、

米朝首脳会談を成功させることで、評価を上げたいと思っているかもしれません。

成功させればノーベル賞の可能性もある、 となれば、変なところで妥協する可能性は十分あります。

アメリカに届くミサイルさえ持たせなければいいのですから、

中距離近距離の核ミサイルについては黙認する、

という可能性はあります。

北朝鮮としては、

アメリカに届く核ミサイルは放棄しても、

日本や韓国に届く核ミサイルは確保できるのですから、

これが”落としどころ”となる可能性は十分あります。

 

森友の問題なんかやってる場合じゃないんですよ。

米朝会談で、北朝鮮が核保有を認められた場合に備えなければならないんですから、

景気もよくなってはいないのですから、経済のことも重要です。

森友の話はやらなくていいです。

北朝鮮にどう対応するか、真の好景気を実現するためにどうするか、

を話し合うべきです。

 

 

とりあえず金大中のノーベル賞は剥奪しろ

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