もうひとつの柱として、「回民工作」を提唱したいと思います。
「回民」
聞きなれない言葉だと思います。
中国に住んでいるイスラム教徒のことです。
以下、『帝国陸軍見果てぬ「防共回廊」』関岡英之 祥伝社
から抜粋して引用します。
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現在の中華人民共和国領内のイスラーム系諸民族のなかで、
ウイグル人は実は最大勢力ではない。
イスラーム系で最多の人口を誇るのは「回族」である。
２０００年の人口調査によれば、ウイグル人は約８４０万人に対し、
「回族」は約９８０万人に上り、
ウイグル人を上回る人口規模を誇っている。
中国共産党はムスリムを少数民族の１つと見なして「回族」という民族名を与えている
中国国民党は固有の民族として認めず、
イスラームを信仰する漢人であると見なして「回教徒」と呼んでいる。
本書はそのいずれからも距離を置くため、現在ではあまりなじみがないものの、
戦前日本でも中国でも常用されていた「回民」という呼称で統一することとしたい。
戦前日本の回民工作は、中国国民党や中国共産党の民族政策にも大きな影響を与え、
ある意味では、国共内戦の帰趨さえ左右したと言っても過言ではない。
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回民は、イスラム教を信じる漢人なのか、外見が漢人と同じだけで別の民族なのか、
微妙です。
中国本土に住むイスラム教徒「回民」は、
現在でも、対中国工作において非常に重要な存在です。
再び、『帝国陸軍見果てぬ「防共回廊」』からの引用です。
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歴史的に見れば、中国の民族問題と言えば
それは端的に「漢回紛擾」以外のなにものでもなかった。
中華料理のメニューでは、一般に牛肉は「牛肉」、鶏肉は「鶏肉」と書いてあるが、
豚肉は単に「肉」としか書いてない。
漢人にとって「肉」といえばそれは豚肉以外にあり得ない。
だが、回民にとって豚の肉や油脂を口にするのは身の毛がよだつほど汚らわしい。
豚肉に親しんでいる漢人にとって、豚を汚物扱いされるのはいい気がしないだろう。
それゆえ漢人が
「豚を食べないのは先祖が豚だからだろう」
と回民を罵ったり、
回民の家に猪八戒（豚頭人身図）の落書きをしたりする嫌がらせが横行し、
それに回民が反発する紛擾がかつては頻発していた。
食の根本に関わるだけに、漢回対立はいわば宿命なのだ。
清朝時代には回民による大規模な武力反乱が相次ぎ、
まつろわぬ回民を殲滅することを意味する「洗回」という血塗られた言葉さえ生まれたほどだ。
民国時代には北京や上海などの大都市で、
漢人によるイスラームの冒涜に憤激した回民が暴動を起こす「侮教事件」があとを絶たなかった。
それだけに、現在の漢回間の平穏無事はむしろ不気味である。
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漢人と回民の対立を煽るだけでも、立派に対中国工作になります。
漢人と回民の対立が深刻化すれば、中国は政情不安になります。
欧米企業は、カントリーリスクを嫌うので、
中国が政情不安になれば、逃げだす企業は増えますし、
新たに中国へ進出しようという企業も減ります。
漢人と回民の対立を煽る”漢回紛擾工作”を行えば、
中国の政情不安→欧米企業が中国から脱出、新たな中国進出は断念→中国の経済力低下
という図式で、
中国の経済力を削ぐ効果が期待できます。
みたび『帝国陸軍見果てぬ「防共回廊」』からの引用です。
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中国で回民出身の回民作家として著名な張承志は
『回教から見た中国』（中公新書、１９９３年）で次のように興味深い指摘をしている。
当時の日本が、自国から遠く離れたところで民族問題という入り口を見つけ、
中国を連続的に分裂させることに成功した事実は、今になって人々を驚かせる。
というのは、
日本軍部の持っていた知識、その戦略的な深い考え、攻撃の実行における巧みさなどが、
多民族国家中国の弱点をついたのである。
戦前日本の民族工作は、中国を支配する漢人の虚を突いた。
それは「中国」という国家概念の本質を根底から揺るがすほどの衝撃だった。
とりわけ回民やウイグル人などイスラーム諸民族に対する日本の政策は、
中国を支配する為政者の痛い所を突いていた。
それは中国国民党、中国共産党の党派を問わず、
中国の覇権を争う勢力にとって死活的な問題となり、
そのイスラーム政策、ひいては民族政策全般に重大な影響を与えたのである。
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回民工作は、法輪功支援とともに、
中国の”本丸”ともいうべき中国本土を直撃する工作で、相当な破壊力を秘めています。
イスラム教徒は、こんな人ばかりではないんですよ。
http://mujaki666.seesaa.net/article/123987521.htmlより転載
ほら、いい人そうでしょ？
インドネシア人のイスラム教徒
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20112941152より転載
法輪功支援と回民工作で中国本土を直撃せよ！
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