水戸黄門に登場する風車の弥七
中谷一郎さんが演じた弥七
http://www.pachinkovista.com/pfactory/model.php?nid=18287&dsp=1&gc=1&km=0より転載
内藤剛志さんも弥七を演じていますが、私の中では、弥七といえば中谷さん演じる弥七です。
ところで、その弥七には、お墓があるのをご存じでしょうか。
↑私自身が撮影しました
となりには、弥七の妻のお新の墓もあり、
↑これも私自身が撮影
弥七とお新の住居跡もあります。
↑これも私自身が撮影
こちらの案内板によると、
↑これも私自身が撮影
弥七のモデルとなったのは、松之草村小八兵衛という人物だというのです。
ウィキペディアには、弥七について、
>特定のモデルは存在しない。
として、
>小八兵衛は、もともと盗賊の頭領として捕らえられた身であったが、
>放免後に徳川光圀の隠密として活躍したと伝えられている者であった。
>このように小八兵衛の出自が弥七に酷似していたことから、
>墓が所在する集落の住民が、テレビドラマを見て
>小八兵衛が弥七のモデルに違いないと思い観光スポットとして整備したものに過ぎず、
>番組製作者側で明確なモデルの存在を言及しているわけではない。
>要するに、常陸大宮市の観光協会を含めた地域おこしの一つとして利用されているこじつけである。
とあります。
しかし、”こじつけ”と決めつけるのは早計ではないかと思います。
>番組製作者側で明確なモデルの存在を言及しているわけではない
つまり、番組製作者(”制作者”と表記するのが正しいと思うのですが)が、
「モデルはいない。弥七は架空の人物だ。」
とか
「弥七のモデルは小八兵衛ではない。」
と言っているわけではないのですから、
小八兵衛をモデルに弥七というキャラクターを作った可能性は残ります。
私が想像するに、制作者は、小八兵衛をモデルに弥七とうっかり八兵衛という
2人の人物をつくりあげたのではないかと思うのです。
番組をつくるにあたって、当然、徳川光圀のことを調べるはずです。
すると、小八兵衛のことも知ることになります。
盗賊の親玉で優れた忍術使いであり、隠密として活躍した、
という”切れ者”というイメージと
それに似つかわしくない”小八兵衛”という間抜けな名前…。
そこから、小八兵衛の人物像を弥七というキャラクターにし、
小八兵衛という名前から、うっかり者の”うっかり八兵衛”をつくりあげたのではないか
と思うのです。
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