日本 資源大国への道 | 朝倉新哉の研究室

朝倉新哉の研究室

全ては日本を強くするために…

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E0E6E2E2E18DE0E7E2E1E0E2E3E086989FE2E2E2

に、以下のような記事がありました。

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沖縄沖に大量レアメタル 回収装置開発へ
海洋機構が調査

海洋研究開発機構は沖縄県沖の水深1000メートルの海底で掘った
熱水噴出口の周囲に、希少金属(レアメタル)を豊富に含んだ硫化物が
大量に堆積していることを確認した。

勢いよく噴出するため、自然現象に比べて極めて短い期間で積もっていったという。
今後、レアメタルなどを効率よく回収できる装置を開発する。

大型探査船「ちきゅう」で2010年9月に沖縄本島の北西約150キロで海底を掘削し、
熱水の噴出口を複数設けた。
熱水から溶け出した硫化物などが、噴出口の周囲に煙突状にたまった。
1年4か月で高さ11メートルになる硫化物の塊もあった。
今回、無人海底探査機を使って一部回収した。

海底の所々に自然にできた噴出口があり熱水が出ているが、噴出量が少なく、
高く積もるまで数十年以上はかかる。
人工噴出口をつくり短期間でレアメタルを回収できる仕組みができれば、
海底鉱物資源の利用に弾みがつく。

海洋機構は、人工噴出口の影響でできた堆積物から効率的に鉱物を取り出すという
アイデアについて特許を出願した。

13年以降の開発を目指す回収装置では、噴出口から熱水を直接持ってきて
鉱物を沈殿させる仕組みを採用する。
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中国が輸出禁止を行ったレアアースは、レアメタルの一種です。

上記の記事では、沖縄の熱水噴出口付近のレアメタルの中に

レアアースが含まれているかどうかは、書かれていません。

一方、2011年5月15日の朝日新聞に、

レアメタルの一種アンチモンの鉱床が鹿児島湾の海底で発見された、という記事がありました。

しかも埋蔵量は日本で1年間に販売される量の180倍だそうです。

アンチモンは現在、95%以上を中国からの輸入に頼っている状態です。


領海と排他的経済水域を合わせた”日本の海”の面積は世界6位です。

この広大な海には、まだまだ資源が眠っていそうです。



http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/tc/g=96958A9C93819490E3E4E2E69D8DE3E4E2E0E0E2E3E09EE2E3E2E2E2;bm=96958A9C93819595E0E6E2E2E18DE0E7E2E1E0E2E3E086989FE2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB8BFEB9F9991B6BAABE19381B4E0FDA6B38A82B3A0E1BEE7B199B7E0EA81B683E1AB98BFE6E586A49195B9B0B4E0A5959185BBBBB685BFA091A1B7BAB782B8E3B5F9A78BE2A5E1B498BFE39CA180B6858384E0A2B894838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF

に、以下のような記事がありました。

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微生物で廃車レアメタル回収 リサイクル会社、山形大と開発

山形県自動車販売店リサイクルセンター(山形市、遠藤栄次郎社長)は
微生物を利用して使用済み自動車からレアメタル(希少金属)を効率よく回収する
システムの開発に乗り出す。
山形大学農学部と連携、中核工程の実用化にほぼめどをつけた。
今後、データの検証や再資源化サイクルの構築などを詰め、
早ければ2014年にも本格プラントの建造を目指す。

対象はパラジウム、ロジウム、プラチナなどのレアメタルのほか、金、銅、亜鉛など。
まず使用済み自動車を解体し、電子基板や触媒を取り出す。
粉砕した後、酸や溶媒によって金属類を溶かし出す。
その溶液に微生物を加えて細胞内に金属類を取り込ませ、焼成・濃縮して回収する仕組みだ。

山形大学農学部の加来伸夫准教授(環境農学専門)に研究を委託し、
複数の微生物を試したところ、2種類の嫌気性硫酸還元細菌の反応性が高いことが判明。
研究室レベルではプラチナは100%近く、銅は80~90%、金やパラジウムなどは50%程度
回収できた。

これらの嫌気性細菌は汚水や汚泥、泥炭地などで増殖、活性化する。
汚れ成分を分解するため、汚水処理場や廃水処理施設などと組み合わせれば、
レアメタルなどを回収すると同時に汚水や廃水を浄化する効果も期待できるという。

今後、細菌の組み合わせや処理条件を変えるなど回収効率を向上させる手法を探る。
コストなども勘案しながら効果的な回収サイクルを構築し、プラントの設計に取り組む。
順調に進めば13年にモデルプラントを設置し14年に本格プラントを稼働する。
当面、年間3500~4000台程度の触媒や電子基板を処理する方針だ。
運営形態は地元企業との共同方式も含めて検討する。

現在は高温炉や化学物質を使って回収する方式が主流だが、
コストがかかるうえ環境汚染の恐れもあるのが難点。

微生物による回収サイクルが確立できれば貴重な資源の確保だけでなく、
環境負荷の低減にもつながるという。
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日本国内にもレアメタルは存在し、リサイクルできる体制も整いつつあります。

なおかつ、中国以外の輸入先の開拓も進みつつあります。

バブル崩壊も始まっていて、今後中国は、市場としての”おいしさ”もなくなっていきます。


「脱中国」の動きは今後も進んでいくでしょう。

「脱中国」→「脱中」→「脱中の」→「だっちゅーの」
国家戦略研究
http://plaza.rakuten.co.jp/blackwhitebird/diary/200809280000/より転載


資源確保のためのまじめな話から、脱中国の話へ、そして、なつかしの「だっちゅーの」へ…。

経済戦略と小ネタの合わせ技のようになってしまいました。


日本には意外と資源があるんだなあ、と思った方、
日本のリサイクル技術はすばらしい、と思った方、
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