”泣き”を入れてきた中国 | 朝倉新哉の研究室

朝倉新哉の研究室

全ては日本を強くするために…

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0106&f=national_0106_061.shtml

からの引用です。

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尖閣問題「棚上げしたい。日本も荒立てないでほしい」=中国政府

中国政府・外交部の羅照輝アジア局長は5日(1月)、
人民日報系のニュースサイト「人民網」でユーザーからの質問に応ずる形式で、
尖閣諸島の問題について「(日中は)論争をしばらく棚上げすべきだ」と述べた。

沖縄県石垣市の市議らが3日、尖閣諸島の魚釣島に上陸したことに関連して質問が寄せられた。
羅局長は
「非合法で無効。釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)が中国領である
 客観的事実を変えることはまったくできない」と述べ、
「釣魚島の主権を守る中国政府の決意は微動だにしない」と述べた。

  羅局長は続けて
「もしも領土にかんする対立を解決できる条件がないのなら、
『主権はわれにあり』との前提のもとで、争議をしばらく棚上げして、
 両国関係の全面的な発展のさまたげになることを避けるべきだ」との考えを示した。

  羅局長は一方で、
「論争が解決するまで、日本側には事を荒立てないよう求める。一方的な行動をとるべきでない」
と述べた。

  羅局長は「将来、次の世代がよりよい知恵で、問題の解決法を見いだすだろう」とつけくわえた。
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事実上、中国が負けを認めた形です。


http://news.livedoor.com/article/detail/6342707/

からの引用です。

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尖閣「デリケートな問題だ。日本は分かってほしい」=中国外相

中国の楊潔チ外相は6日(今月)、
(チは竹かんむりに厂(がんだれ)、下に「虎」)
北京で開催中の全国是人民代表大会(全人代)にともなう記者会見で、
尖閣諸島の問題について
「この問題が複雑でデリケートであることを、日本は十分に分かってほしい」と述べた。
中国新聞社が報じた。

 楊外相は、今年(2012年)が日中国交正常化40年に当たると指摘。
両国関係は長足の進展をとげており、中国政府は両国関係を極めて重視していると述べた。

 尖閣諸島や歴史問題について、
「この問題が複雑でデリケートであることを、日本は十分に分かってほしい。
 なぜなら、これらの問題は両国関係の政治面での基礎と、両国関係の大局に関係するからだ」
と述べた上で、
「したがってわれわれは、日本側が歴史を鑑(かがみ)として未来に向かい、
 両国関係の大局から出発して、一部の極めてデリケートな問題を上手に処理してほしい」と主張した。
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いったん、負けを認めておいて、このように、日中関係は大事だ、

事を荒立てないために…、などと言いながら、

結局は、中国側の主張を呑ませようという魂胆でしょう。

”泣き”を入れて、ソフトに迫れば、「日本は折れる」と中国は思っているのです。

日本は足元を見られています。

言い方はソフトですが、「我々の主張を受け入れろ」と言っているにすぎません。

この言い方にだまされて、「日中関係は大事だから…」

と中国側の言い分を聞いてやろう、と歩み寄ると、

結局、「尖閣は中国のものだから日本は手を引け」

という中国側の主張を呑まされることになるのです。

だから、中国の言い分など聞く必要はありません。

日本は、何度もこの手のアプローチにだまされてきたのです。

だから、日中友好が必要だ、という前提に立つな、と私は主張しているのです。

日中友好が大事だ、と主張する方の中には、

「日本はレアアースの9割を中国に依存してるじゃないか。
 資源の安定供給のために、友好は必要だ」

という一見、真っ当に見える意見を言う方もいます。

中国のレアアースの産地は内モンゴル自治区にあります。

内モンゴル自治区は、本来、中国領ではありません。

モンゴル国と統一すべき地域なのです。

中国のレアアース埋蔵量は、世界全体の3割ぐらいです。

だから、日本がとるべき方針は、

中国以外の産地からの輸入を増やし、

内モンゴル自治区のモンゴルへの編入、”モンゴル統一”運動を支援することなのです。

そうやって、晴れてモンゴルとの統一がなったら、そこからも輸入すればよいのです。

しかし、満洲が中国領のままでは、何かあったら、

また、中国によって、輸送が妨害されたり、という事態が起こりかねません。

だから、満洲も独立させるべきだ、と私は訴えているのです。

資源戦略の面から見ても、中国は分裂させるべきなのです。

私が主張する対中国戦略は、

中国からの独立やモンゴル本国との統一という被支配民族の悲願の手助けであると同時に、

日本自身が資源を安定して入手するためのものでもあるのです。

満洲が独立国になれば、モンゴル、東トルキスタン、チベットの資源を中国を経由せずに、

旅順や大連の港から海路、日本へ運ぶことができます。

それだけでなく、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの資源も

東トルキスタン→モンゴル→満洲というルートで日本に輸入できます。

もちろん、アフガニスタン→パキスタンを通るルート、イランを通るルートもありますが、

ルートはたくさんあったほうがリスク分散になります。


対中国戦略は、中国のみならず、資源戦略の一環であり、中央アジア戦略の一環でもあるのです。

なかなか壮大な戦略じゃないですか?


国家戦略研究
中国は”1つの国”ではない!
http://sybren.net/shouhin_china.htmlより転載


必要なのは、中国との友好ではなく、中国を日本にとって無害な国にすること、

”中国の無害化”なのです。

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