中国バブル崩壊 と見てよいでしょう | 朝倉新哉の研究室

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MSN産経ニュースに、

「世界の工場」曲がり角 中国製造業の失速鮮明

という記事がありました。

記事の内容はこちら
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111202/chn11120206480000-n1.htm

国家戦略研究
(http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_30.html#Izondo
から転載)
上のグラフを見ればわかるように、中国の輸出依存度は、日本の2倍以上です。

しかも、中国の最大の貿易相手は欧州です。

そうなれば、影響を受けるのは当然です。

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中国の輸出の4分の1を占める広東省では深刻な影響が広がっている。
隣接する香港の企業が同省の中小製造業の中核。
香港の経済団体、香港工業総会によると、
同省に工場を抱える約2万社の香港企業が経営危機に陥っており
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と、現に、実体経済に影響が出ています。

それに加えて、中国は、今、金融引き締めを行っています。

中国経済は、不動産投資と輸出で伸びてきたのです。

個人消費はあまり伸びていません。

金融引き締めを行えば、不動産バブルは、はじけます。

日本でもそうでした。

現に、今年、1~9月の銀行の不動産業者や住宅購入者向け融資は、

前年同期に比べ約4割も減少しています。(中国人民銀行の調べによる)

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香港、台湾、日本など外資系製造業が競って進出した同省東莞(とうかん)市では、
中小製造業の業績低迷で工業団地が丸ごとゴーストタウン化するケースも出始めた。
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もはや、中国バブル崩壊は、はじまった、と見てよいでしょう。

今、中国に進出している日本の民間企業は、どんどん撤退していただきたいと思います。

代わりに、”普通の民間企業とは違う企業”を進出させるべきだと思います。

この”普通の民間企業とは違う企業”とは、対中国戦略の中核を担う存在です。

それがどういうものかは、別の機会に説明したいと思います。


バブル崩壊がはじまった中国に企業進出するのは自殺行為だ、
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